「添加物不使用」表示ガイドライン 啓発へ取り組み 日本うま味調味料協会
食品新聞 / 2022年12月16日 12時53分
日本うま味調味料協会は9日、2022年12月までの事務局および広報部会、技術部会の報告会を催した。
開催に先立ち高藤悦弘会長(理事)は、「協会活動の主軸である『うま味調味料活用!郷土料理コンテスト2022』(12月17日表彰式)には昨年を上回る113件と100件を超える応募があり、大変うれしく思う。大きな特徴としては、一つの学校や職場から複数の応募があったことで、某都内高校からは20件近い応募があった。10代の生徒もうま味調味料に接してもらっているということは意義深いことだ」などと語った。
事務局報告による22年1~10月のグルタミン酸ナトリウムの輸入量は、前年同期比114%の10万5千737t、年間では12万t超を予測。平均輸入価格(1~10月)は157%の224円/㎏、10月単月は1月に比べ154%(279円/㎏)と上昇した。
広報部会は、今年3月に消費者庁より公開された「食品添加物の不使用表示に関するガイドライン(GL)」に関する取り組みを紹介した。GLに関して、食品メーカーの商品開発担当者・原料メーカーを対象としたセミナーやテレビ局114社の営業担当を対象にしたテレビ局合同オンライン勉強会を開催。
「化学調味料無添加」表示に関する問題点とGLの解釈について、協会調べは「化学調味料は消費者にとって不明確な名称になっており、内容物の誤認につながる。化学調味料不使用と表示することで、化学調味料の安全性に疑念を抱かせている」とし、「人工、合成、化学および天然の用語を用いた食品添加物の表示は適切とはいえず、こうした表示は、消費者がこれら用語に悪いまたは良い印象を持っている場合、不使用とともに用いることで、実際のものより優良または有利であると誤認させるおそれがある」とGLの解釈も示した。
技術部会もGLに関する報告となり、「GLでは、消費に誤解を与えないよう留意すべき不使用表示の例として10の類型が示された。「食品表示基準に規定されていない用語を用いた表示」では、人工、合成、化学、天然などの用語が例として挙げられ、「同一機能・類似機能を持つ原材料を使用した食品への表示」では、例に原材料として酵母エキスを用いている場合の調味料(アミノ酸)不使用が挙げられた。食品事業者は2年程度(2024年3月末まで)の間に、このガイドラインを使って表示の見直しを行うことが求められている」とし、GLの内容は協会ウェブサイトに掲載した。
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