業務用卸の地位向上へ 今春にも首都圏2組合が合流
食品新聞 / 2023年1月23日 16時44分
神奈川県料理材料卸商協同組合、首都圏業務用食品卸協同組合の2団体合同による新年賀詞交歓会が11日、ヨコハマグランドインターコンチネンタルホテルで開かれた。組合加盟の卸店をはじめメーカー・商社の幹部らが多数出席。3年ぶりとなった賀詞交歓会で、双方の交流を深めた。
冒頭、両組合の理事長を務めるイセヤの白石俊彦社長があいさつ。白石理事長は「ウイズコロナで客足が戻り、外食業界は明るい兆しがうかがえるが、課題も山積している。外食店は人手不足と値上げラッシュで売上が回復しても利益は厳しいなか、コロナ融資の返済が始まる。物価上昇に対応した賃上げも課題であり、中小企業も賃金を上げていかなければ人は集まらない。われわれ業務用卸も将来を見据えて、しっかりと利益を確保し、人材を確保していかなければならない。そのためにも値上げをきちんとやっていく必要がある」と語った。
そのうえで、両組合の統合について「半世紀近くの歴史がある組合だが、神奈川は発足当時35~40社だったが現在は17社となった。神奈川は3月で休会し、首都圏に合流する」ことを報告。コロナ禍で業界を取り巻く環境が大きく変化するなか、「業務用食材卸業界の地位向上につなげていく」と力強く語った。
続いて、賛助メーカー・商社を代表してヤグチの萩原啓太郎社長は「(地域の外食市場を支えている)組合員各社と手を携え、業界の発展に貢献していきたい」と新たな年の飛躍を誓って乾杯した。
中締めは首都圏業務用食品卸協同組合の杉田數祐副理事長(TATSUMI社長)が務め、「外食業界は今年も厳しい年になる。人手不足は深刻で、外食に人が集まる業界に構造を変えていかないといけない。そのためには、私ども卸も含めビジネスのステータスを上げていく必要がある。白石理事長のリーダーシップのもと、両組合が合流する。設立以来、ご尽力いただいた諸先輩方の理解と協力なしに話は進まなかった。心新たにさらなる業界の発展に取り組んでいく」と意気込みを語った。
業務用卸の地位向上へ 今春にも首都圏2組合が合流 は食品新聞 WEB版(食品新聞社)で公開された投稿です。この記事に関連するニュース
-
パン粉業界 粉価改定後も据置き主流か 本意は“値上げ”
食品新聞 / 2024年7月1日 12時45分
-
東亜商事「業務用食品商談会」 おいしさの先にある価値を 調味料・備蓄食材の提案充実
食品新聞 / 2024年7月1日 11時44分
-
パン粉「最低でも据置きを」 全国パン粉工業協組 小澤理事長
食品新聞 / 2024年6月7日 12時3分
-
菓子 やめて「減量値上げ」 増大するコスト吸収できず中小卸が悲鳴
食品新聞 / 2024年6月5日 10時54分
-
中小の瓶飲料がピンチ 資材・原材料の値上げラッシュも価格転嫁しにくく板挟み 悲鳴を上げる業界団体の長
食品新聞 / 2024年6月4日 9時30分
ランキング
-
120年ぶりの新紙幣に期待と困惑 “完全キャッシュレス”に移行の店舗も
日テレNEWS NNN / 2024年7月2日 22時4分
-
2「7月3日の新紙幣発行」で消費活動に一部支障も? 新紙幣関連の詐欺・トラブルにも要注意
東洋経済オンライン / 2024年7月2日 8時30分
-
3カチンコチンの「天然水ゼリー」が好調 膨大な自販機データから分かってきたこと
ITmedia ビジネスオンライン / 2024年6月30日 6時30分
-
4イオン「トップバリュ」値下げ累計120品目に 「だし香るたこ焼」など新たに32品目
ORICON NEWS / 2024年7月2日 16時26分
-
5カルビー×KFCのポテトチップス期間限定で発売! 「コレは気になる」「絶対買う」SNS期待の声
J-CASTニュース / 2024年7月2日 18時39分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/point-loading.png)
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)