日本ハム 3年ぶりグループ展示会 随所にSDGs視点
食品新聞 / 2023年2月10日 11時27分
日本ハムは、3年ぶりにグループ展示会を開催した。2030年ビジョン「たんぱく質を、もっと自由に」を掲げて以来初の開催となり、会場の随所でSDGsの視点を取り入れた。また、今回は「販売に特化」した展示会とし、来場者を販売先に絞り、会場は都市型ホテルに変更した。1月17~18日東京会場、1月31日~2月2日の大阪会場あわせて4千人が来場した。大阪会場で会見した畑佳秀社長は得意先の声から「従来の方式から変えた成果が出ている」と手応えを話した。
同社の以前の展示会は幅広い関係先を対象としていたため全国から多くの従業員も投入していた。今回は来場者を販売先に絞ったことや、ホテルの調理により「安全性とおいしさ」の評価に加え、従業員の調理業務負担軽減と各地からの移動によるCO2排出削減など環境面の効果にもつながっている。
こういったSDGsの観点は会場全体に採用し、造作物は再生可能な素材をできる限り活用し、以前の展示会比率で廃棄を50%削減。焼却する場合も、焼却時の熱をエネルギーに転換できる施設での処理とした。さらに造作物は軽量化することで、運搬車両減などでCO2排出60%の削減とした。
また、試食容器はリサイクル素材を活用。箸は竹素材のケース付き箸で来場者が持ち帰りできる仕様とし、事前来場者登録で適正な試食数が準備できることから、廃棄ロス削減につながっている。
また、会場では、ハム・ソーセージなど加工食品の新商品のほか、食肉事業は、同社グループが新たに提案する豪州産グラスビーフ「ネイチャーズフレッシュ」を試食提案。成長ホルモン剤と抗生物質ともに不使用で、さらに世界で唯一消費者の試食テストに基づいて確立された「MSA」(消費者に対して肉の柔らかさを保証する制度)を採用している。会場の営業担当者も、積極的にアピールしていた。
また、ITI(国際味覚審査機構)の優秀味覚賞を今年度受賞した輸入肉で25周年のチリ産「アンデス高原豚」と「スペイン産純粋三元豚」と、同賞を以前受賞した人気の国産鶏肉「桜姫」、国産豚肉「麦小町」と合わせて受賞を売場で訴求しやすいよう「得意先が売りやすい販促提案」(木藤哲大副社長)に注力していく。
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