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機能性甘味料、蜂産品 開発、販売で3社連携へ

食品新聞 / 2023年5月15日 10時24分

(左から)QBG青均木社長、小田忠信会長、 オリエンタルバイオ渡邉和晃会長、渡邉和孝社長 、ラフィーネインターナショナル小川暁郎社長

クインビーガーデン(東京都中央区、小田忠信会長、青木均社長、以下QBG)は4月11日、オリエンタルバイオ(東京都中央区、渡邉和晃会長、渡邉和孝社長)、オリエンタルバイオグループのラフィーネインターナショナル(小川暁郎社長)の3社間で健康食品および機能性甘味料の共同開発、共同販売に関する業務提携を結んだ。

QBGは1931年に創業。世界に先駆けてローヤルゼリーの量産体制を開発した養蜂家として知られる有力パッカー。蜂産品はローヤルゼリー、プロポリス、国産・輸入はちみつを、蜂産品以外ではカナダ・ケベック州産メープルシロップ、メープルシュガー、メキシコ産アガベシロップ、イヌリンなど健康機能性の高い天然甘味料を幅広く扱っている。

主要販路は製菓、製パン、食品などの業務用ルート。市販向けでは、ディズニーやミッフィー、スヌーピーなどキャラクターデザインを使った商品開発を得意としており、世界的な企業とのライセンス契約で信用を築いてきた。

一方、オリエンタルバイオは健康食品の通販企業。1991年に創業し、「ラフィーネ―アルファ」「ラフィーネエパゴールド」など「ラフィーネシリーズ」を軸に健康食品、スキンケア商品の品揃えを広げながら事業規模を拡大してきた。2023年4月末現在で通販会員約50万人を擁する。

ラフィーネインターナショナルは、化粧品・健康食品のOEMと、基礎化粧品「SOLOSOLO」シリーズを専売品として郵便局カタログ事業にて展開している。

QBGの小田会長は「当社は使用する原料へのこだわりと商品開発に強い自負がある。これまではBtoBによる卸販売がメーンだったが、BtoCに強い企業との提携によりリテールの強化を図る必要があった」とし、同社が所有する特許やエビデンスを商品開発に最大限活用していく構えだ。

また、オリエンタルバイオ、ラフィーネインターナショナルにとっては、QBGのブランド力と同社が扱う高機能性の天然甘味料、ローヤルゼリーなどを自社通販の品揃えに加え、販売力を高めるのが狙い。渡邉会長は「エビデンスの確かな高品質の商品を一般消費者向けに販売している弊社にとって、クインビーガーデン社の歴史、ブランド力、そして同社が培ってこられたこだわりの商品ラインアップは、弊社グループの企業力ならびに社会貢献度のさらなる向上となる」と抱負を述べている。

自然の恵みをピュアな形で消費者に届けてきたQBGと、高品質で体感性の高いもの作りで会員数を拡大してきたオリエンタルバイオグループ2社。「もの作り」で志を同じくする3社の業務提携によるシナジーの発揮が期待される。

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