北海道産原料ハムギフト「美ノ国」 売上高15%増へ 環境配慮型の箱採用 日本ハム
食品新聞 / 2023年6月9日 10時52分
日本ハムは今夏ギフトから主力ブランド「美ノ国」の畜肉原料を国産から北海道産に限定し大きな差別化を図った。「北海道プレミアム美ノ国」は流通各社のギフトカタログに大きく掲載されるなど順調なスタートを切っている。また化粧箱を環境配慮型ギフト箱に切り替え(一部対象外)、新たな需要も見込み、旧品比売上高15%増と大幅伸長を見込む。6月1日開催の今夏ギフト新商品発表会で述べた。
ギフト市場ユーザーは高齢化が顕著。中でもハムギフトは60歳代以上が6割を占め、「40~50歳代の底上げが急務」(川江真人ギフト戦略室室長)と捉える。
今季は「王道ギフトの進化」「若年層向け商品拡充」「惣菜ギフト多様化」「サステナブルギフト強化」の4つの政策で取り組む。環境配慮型ギフト箱はこれらの一環で、ギフト箱には同社オリジナル環境訴求マークを入れ、コンパクトなエコBOXであることや、紙の使用量40%削減に取り組んでいることを伝え、各世代の底上げを図る。
今年から原料を北海道産に限定した「美ノ国」(日本ハム)「北海道プレミアム美ノ国」は、原料の豚肉を北海道産のみとした。これまでのハムギフトは「同質化競争」(同)が課題としてあったが、「食にこだわる人は産地にこだわる。シニアになるほど顕著」とのデータから、全国的に強い「北海道ブランド」を前面に押し出し、既存のシニア層の深掘りとともに、40~50歳代の新たなユーザーを開拓する。
また、食べ方も訴求する。厚めに切ったハムは切り込みを入れることで柔らかさが増すなどの人気イタリアンシェフ考案のレシピを提案し、幅広く訴求していく。
一方、定番の「本格派」は「集中と選択」(同)でアイテム数を3割ほど絞り込み、バラエティ、カジュアル品を強化した。「本格派 チーズアソート」は、主力のハムなどにグループの宝幸のチーズをかけて楽しめる。また、美ノ国と同様に環境配慮型化粧箱(一部対象外)に切り替える。
そのほか、パーティやお取り寄せ需要に合致した「ギフト限定 シャウエッセン」が好調に伸長していることから、人気商品「ぐるぐる巻いたシャウエッセン」など引き続き若年層開拓を強化する。
この記事に関連するニュース
-
「消臭力」がトイレから寝室まで勢力を広げた本気 消臭芳香剤大手・エステー「家庭に6個は置ける」
東洋経済オンライン / 2024年7月2日 8時50分
-
宝幸 冷食撤退、チーズと常温に注力 統合シナジーで新たな売場創出へ
食品新聞 / 2024年6月21日 11時38分
-
日本ハム 高価格帯ギフト拡充 リピート促進へ相手の反応「見える化」
食品新聞 / 2024年6月14日 14時11分
-
「こんなに種類あるの!?」 人気ウインナー“シャウエッセン”の一覧表が全18種類で仰天 「見たことのない商品ばかり!!」
ねとらぼ / 2024年6月11日 13時16分
-
最高級ハムギフト通年投入 受注後3か月かけて原料手配からしっかり熟成 人気イタリアンシェフの特別レシピ付き 日本ハム
食品新聞 / 2024年6月6日 10時17分
ランキング
-
1妻に先立たれた65歳、年金約17万円・おひとり様シニアを襲う<老後破産へのカウントダウン>
THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2024年7月3日 9時0分
-
2勢いづく出社回帰 テレワークは消えゆく運命なのか?
ITmedia ビジネスオンライン / 2024年7月5日 6時35分
-
3今度はなんのコラボ? マクドナルドのX、次回の「ハッピーセット」のヒント画像公開...期待高まる
J-CASTニュース / 2024年7月4日 16時49分
-
4日本に豊田章男氏がいたのは幸運だった…「EV化の真実」を主張し続けた豊田氏が筆者に明かした「真意」
プレジデントオンライン / 2024年7月5日 8時15分
-
5もうすぐ50歳の中小企業係長「自分では普通」と思っていたが…給与+αの収入を生む“ベテラン会社員”の思わぬスキル【人材開発コンサルタントが解説】
THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2024年7月5日 10時15分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/point-loading.png)
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)