食品の「2023年上半期売れたものランキング」上位の“顔ぶれ”一変 唯一上位を維持し格上げとなったのは乳酸菌飲料 インテージ
食品新聞 / 2023年7月1日 20時10分
コロナ禍からアフターコロナへと向かい、これに伴い新しい生活様式もさらなる変容を遂げていく中、食品の売れ筋も様変わりする――。
マーケティングリサーチ会社のインテージが27日発表した「2023年上半期売れたものランキング」で食品カテゴリーを抽出すると、このような移ろいやすい消費実態の一端が浮き彫りになった。
食品は、昨年や一昨年の上半期と比べて10位までの上位の“顔ぶれ”が一変した。
21年上期1位の麦芽飲料、同2位のプロテイン粉末、同3位の玩具メーカー菓子、22年上期1位のオートミールは今回、軒並み15位以下となった。
「2021年上半期売れたものランキング」と「2022年上半期売れたものランキング」出典:インテージSRI+この中でプロテインを除く3つのカテゴリーは「2023年上半期の金額前年比 下位ランキング」にランクイン。同ランキングでは麦芽飲料は3位(前年比77%)、オートミールは8位(前年比87%)、玩具メーカー菓子は12位(前年比90%)となった。
ただ、コロナ前の19年比でみると、オートミールは10倍以上と驚異的な数字で拡大し、麦芽飲料と玩具メーカー菓子も2倍弱の伸びとなったことから、今回は市場定着した上での反動減とみられる。
「2023年上半期売れたものランキング」で昨年に引き続き上位にランクインし昨年の9位から5位に格上げになったのは乳酸菌飲料。このほか食品では、液体だしが新たに上位(7位)にランクインした。
「2023年上半期の金額前年比 下位ランキング」出典:インテージSRI+「乳酸菌飲料は睡眠改善などに訴求する商品が昨年から大流行。液体だしは、コロナの時期にじわじわと伸び続けてきたもので、家で食事を作る機会が増える中、手軽に本格的な味を出せるということで利用が広がっている」(インテージ)との見方を示す。
この記事に関連するニュース
-
2024年上半期「市場拡大ランキング」 食品部門1位は「甘味果実酒」、日用品部門のトップは?
ITmedia ビジネスオンライン / 2024年6月28日 17時15分
-
物価高や外出増影響「2024年上半期、売れたものランキング」
PR TIMES / 2024年6月28日 16時40分
-
【2024年上半期ランキング】AI・SDGs・DX・EC…企業発表で増えた/減ったキーワード
PR TIMES / 2024年6月27日 17時45分
-
コロナ脱却、物価高を反映 今年上半期の日用品販売
共同通信 / 2024年6月27日 11時11分
-
2024年上半期市場規模拡大ランキング ~食品部門1位は「甘味果実酒」、缶入りスパークリングワインがけん引、日用品部門1位は「電子蚊取り器」、新製品の次世代型の屋内蚊取りが寄与~
PR TIMES / 2024年6月24日 13時45分
ランキング
-
1関東「気動車王国」の離れ小島路線が面白い! 不思議な“右ハンドル”車両 3駅の路線に“スゴイ密度”であるものとは?
乗りものニュース / 2024年6月29日 15時12分
-
2意外な面倒さも? 財布いらずの「スマート支払い」、店側はどう思っているのか
ITmedia ビジネスオンライン / 2024年6月30日 8時10分
-
3「押しボタン式信号」なぜ“押してすぐ青”にならないケースが? 納得の理由があった!
乗りものニュース / 2024年6月29日 16時42分
-
4ウイスキーが「おじさんのお酒」から激変したワケ 市場復活に導いたサントリーのハイボール秘話
東洋経済オンライン / 2024年6月30日 8時20分
-
5ソニー宮城拠点、250人削減=ブルーレイ、生産縮小
時事通信 / 2024年6月29日 15時49分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください