日本アクセスが九州初の食育授業 業界一体で取組み
食品新聞 / 2023年8月7日 10時18分
日本アクセスは7月19日に福岡市立西長住小学校の6年生31人に乾物を使った食育授業を行った。児童は家庭科の2時間枠で「乾物」と「ひじき」の授業に参加した。1時間目は「日本の伝統食材『かんぶつ』はスゴイ!」がテーマ。同社社員が講師となり前半はサンプルの乾物に触れてもらいながら、うまみや栄養、保存性、汎用性といった乾物の良さを紹介。後半は「お麩」を使ったラスク作りに挑戦した。
2時間目は「アクセス乾物乾麺市場開発研究会」(AK研)会員メーカーで九州を基盤に海藻加工食品の製造販売を展開する山忠の専務取締役・山城達郎氏を講師に迎え「海藻って何だろう?」をテーマにひじきの授業を行った。海藻の種類や日本人が海藻を食してきた歴史を辿り、その後はひじきに焦点をあてて産地や収穫、加工の流れについて資料を使って説明。最後はひじきと豆腐をつかった「ひじきの白和え」料理を作った。
日本アクセスでは2014年から流通の過程から食を学ぶ小学生への社会科見学を行っている。食文化を身近に感じてほしいと2014年から料理教室、2018年から乾物を使った食育授業をスタート。小学校5~6年生の家庭科授業内で日本の伝統食材である乾物を使った食育授業を実施している。この小学生を対象とした食育授業は同社の強みである「乾物」をテーマに毎年継続して行っている社会貢献活動の一つとなっている。
なお、食育授業ではAK研と連携し、AK研の会員メーカーと協力して授業で使用する乾物の食材提供や授業の講師として登壇してもらうなど、業界一体での取り組みに注力している。2021年までは東京都内の小学校で、昨年は大阪府高槻市と吹田市の小学校と合わせて3校で実施。今年度は同社設立30周年を記念して初めて全国6か所での実施を予定している。
「次代を担う子どもたちに『食』の大切さと日本の伝統食材である『乾物』を知ってもらうことで、将来に向けてエシカル消費の担い手になってもらいたいとの思いを込めてこの食育授業を行っている。これからも持続可能な社会を目指し、当社ではサステナビリティ活動を推進していく」(広報)としている。
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