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人気上昇中のスイーツ系胡麻どうふ ふじや食品注目の秋冬新商品は「ラムレーズン」

食品新聞 / 2023年8月25日 10時56分

ふじや食品(福井県越前市)の人気のスイーツ系胡麻どうふ「越前庵 甘味Cafe」シリーズに、秋冬限定商品として9月1日から新たに「ラムレーズン」が加わる。同社の同シリーズはこれまでも秋冬の「モンブラン胡麻どうふ」や「ショコラ胡麻どうふ」、春夏の「チョコミント胡麻どうふ」などの人気商品が多く、特にチョコミントはSNS等で大きく注目されたこともあり、今年の新商品に注目が集まっていた。

商品名は「越前庵 ラムレーズン胡麻どうふ」(80g×2P)で、特徴はラム酒の風味とレーズンのほのかな酸味。白ねり胡麻に牛乳や練乳を合わせ、香り高いラム酒とレーズンペーストを加えた。ねり胡麻は粒子が極めて細かいものを使用することで、口どけの良いとろけるようななめらか食感に仕上げている。

パッケージは、環境に配慮した植物由来インキを使用し、スイーツ系商品として消費者が気になるカロリーを表面に記載。食べ方は、そのままはもちろん、生クリームをのせたり、クレープ生地に挟んだりと、さまざまなアレンジも楽しめる。

9月から来年2月までの「甘味Cafe」シリーズは、新商品の「ラムレーズン」と、昨年も秋冬期に発売し人気だった「モンブラン」「ショコラ」「ミルクキャラメル」の4品を展開。人気の通年品「越前庵 甘味茶屋」シリーズの「くるみ胡麻どうふ」も引き続き販売する。

リニューアルの「越前庵モンブラン胡麻どうふ」と「越前庵ショコラ胡麻どうふ」(ふじや食品)

同社は「玉子どうふ」「茶碗むし」の認知度が高いが、胡麻どうふの売上高も全体の1.5割を占め、ここ5年は2桁前後の伸長が続いている。

順調に推移している背景は、消費者の健康志向の高まりと、売上の基盤となる既存品で売れ筋トップブランド「越前庵 懐石」シリーズなどが順調に拡大していることと、ここ5年強化しているスイーツ系胡麻どうふが既存品との相乗効果で新規ユーザーを開拓し、プラスオンしていること。

スイーツ系胡麻どうふ強化のきっかけは、2018年から「くるみ胡麻どうふ」を全国販売すると、ヒット商品となり胡麻どうふの消費者層に変化が表れた。これまでの比較的高い年齢層だけでなく、若年層にも広がり、前述したチョコミント胡麻どうふの開発など、さらなる需要の裾野の拡大を図っている。

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