フジッコ 好調な惣菜に新製品 キーワードは「多品目」と「あんかけ」
食品新聞 / 2023年9月4日 16時49分
フジッコは好調な包装惣菜のシリーズに新製品を投入、さらなる拡大を狙う。同社は『おかず畑』ブランドで包装惣菜を展開。その中で、「サラダ」と「おばんざい小鉢」の両シリーズが今期いずれも二ケタ増となっている。
3月に価格改定を実施したことが売上増の一因であるのは確かだが、数量ベースでも前年を上回っており、それぞれに要因がある。
「サラダ」は昨年春、「ごぼうと豆の6品目」「れんこんの8品目」など、商品名に野菜の品目数を入れて刷新した。包装惣菜でこうした例はあまりなく、「それが功を奏し、野菜をとりたいという消費ニーズをとらえることができた」(コア事業本部おかず事業部)とする。
その流れを受け今回新たに発売するのが、「5品目ポテトサラダ」。サラダの王道とも言えるポテトサラダに枝豆やコーンを加え、「多品目」の価値を訴求する。「ベーシックなポテトサラダのほかに、『もう1品売場にいかがですか』とこの商品を提案することができる」(同)。
「おばんざい小鉢 南瓜そぼろあん」(フジッコ)一方の「おばんざい小鉢」は昨年、価格改定を実施した際、値上げによる落ち込みを回避する狙いで、TVCMの範囲を首都圏と近畿圏以外に広げた。それにより全国的な認知度が向上し、今春の棚替えにおいては導入店舗の拡大につながった。
さらに、「値上げ基調の中、使い切りができ使い勝手も良い点が、コスパとタイパの両方をとらえている」(同)とみる。
今回は1Pタイプの「南瓜そぼろあん」を新たに発売。昨年発売した1Pタイプの「彩りあん厚揚げ」は、家庭で作りづらいあんかけメニューを商品化した点が支持された。今回は下処理に時間がかかる南瓜を素材に、第2弾を投入。あんかけのシリーズ化も見据える。
この記事に関連するニュース
-
周りは食品の「値上げ」に敏感ですが、正直それほど実感がなく、特に節約もしていません。実際、どの程度値上がりしているのでしょうか?
ファイナンシャルフィールド / 2024年7月27日 3時0分
-
松屋×松のや「ワンコイン朝食」でいいとこ取りな朝 値上げ後でも工夫次第でお安く美味しく楽しめる
東洋経済オンライン / 2024年7月20日 7時0分
-
ニッスイ 家庭用・業務用とも冷食値上げ
食品新聞 / 2024年7月11日 9時59分
-
週刊スーパーマーケットニュース 「イトーヨーカドー」「ヨーク」、食料品・日用品100品目の価格を見直し
ダイヤモンド・チェーンストア オンライン / 2024年7月7日 20時59分
-
「味噌フェス」提案継続 おかずみそ販売強化 ジャポニックス
食品新聞 / 2024年7月5日 14時40分
ランキング
-
1ファミマ、「カラフル靴下」が2000万足突破の衝撃 地味だった衣料品売り場を「主役級」に大改革
東洋経済オンライン / 2024年7月28日 8時0分
-
2「子どもが野菜を食べてくれない」悩みへの回答 科学的に正しい「野菜嫌いをなくす5つの方法」
東洋経済オンライン / 2024年7月27日 15時0分
-
3スズキ、コンパクトSUV「フロンクス」の最新情報を公開
財経新聞 / 2024年7月27日 16時36分
-
4カスハラ被害、企業規模が大きいほど増加 最も被害が多い業界は?
ITmedia ビジネスオンライン / 2024年7月28日 8時10分
-
5ホンダの「自動運転タクシーサービス」に衝撃! GMが自動運転専用車の開発凍結を発表!? 26年開始はどうなる?
くるまのニュース / 2024年7月27日 22時10分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/point-loading.png)
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)