澤田酒造「白老 秋の蔵まつり」開催 日本酒有料試飲や発酵マルシェ
食品新聞 / 2023年9月15日 11時32分
愛知県常滑市の老舗清酒蔵元・澤田酒造は9月2~3日、「第6回白老 秋の蔵まつり」を開催した。同蔵自慢の銘柄各種をテイスティングできる「日本酒味くらべ」(有料試飲)や、発酵をテーマに知多半島や西三河の飲食店、食品・醸造メーカーが出店する「発酵マルシェ」、特別講師を招いての発酵料理講座などを取り揃え、来場者をもてなした。2日間で計約1千200人が蔵を訪れた。
「日本酒味くらべ」は、チケット制で飲みたい銘柄・サイズに応じてチケットと交換できるというもの。「白老 純米大吟醸 薫風」や「夢吟香 純米吟醸 冷やおろし」など約15種を用意。特別ゲストとして熱燗DJつけたろう氏も参加し、燗酒の美味しさを伝授した。
「発酵マルシェ」物販コーナーでは同蔵のほか、角谷文治郎商店(みりん)、日東醸造(しろたまり)、三井酢店(酢)、中定商店(味噌・たまり)、有機野菜などを手掛ける布土若手農家などが出店。来場者も買い物を楽しんだ。
足下の業況について同社・澤田薫社長は、「売上はコロナ前に戻ってきたものの、各種コストの高騰で利益面は厳しい。そうした中で新しい商品へのチャレンジをいくつか進めている。一つは、地元・知多半島で収穫した山田錦を使用し、当社では初めてとなる精米歩合35%のオール愛知をテーマにした純米大吟醸。今回の蔵まつりではテイスティングコーナーのみでお出ししている。また、地元生産者が無農薬で育てたグレープフルーツとブラッドオレンジを使った『HAKUROUリキュール』もお披露目した。こうした新しいものも加え、ご来場の皆さまにお楽しみいただければと思う」と話した。
近年は清酒蔵がウイスキーやジンなどの製造に乗り出す動きも活況だが、「当社は古式伝承の道具や製法を大事にしながら酒を醸してきた。やってみたいなと思うものはあるが、チャレンジできるものと出来ないものがある。当社の強みをしっかり生かしたモノづくりをぶれずにしていきたい」と語った。
この記事に関連するニュース
-
スパークリング清酒のパイオニア「永井酒造」、完全招待制のテイスティングルームをJALマイル特典で体験してきた
マイナビニュース / 2024年7月24日 14時30分
-
能登の酒蔵復興支援 石川の地酒を守る 両蔵の想いを込めたコラボ酒完成
食品新聞 / 2024年7月15日 11時57分
-
東海地区最大級の日本酒イベント「秋酒祭 2024」今年も愛知・岐阜の2ヶ所で開催!
PR TIMES / 2024年7月13日 16時45分
-
海底で熟成! 愛知県常滑市のふるさと納税返礼品「伊勢湾竜宮熟成酒『たまてばこ』」とは?
マイナビニュース / 2024年7月9日 14時0分
-
奥能登・鶴野酒造店と金沢・福光屋の代表銘柄を1対1でブレンドした「谷泉 × 加賀鳶」
PR TIMES / 2024年7月1日 12時45分
ランキング
-
1ファミマ、「カラフル靴下」が2000万足突破の衝撃 地味だった衣料品売り場を「主役級」に大改革
東洋経済オンライン / 2024年7月28日 8時0分
-
2カスハラ被害、企業規模が大きいほど増加 最も被害が多い業界は?
ITmedia ビジネスオンライン / 2024年7月28日 8時10分
-
3「子どもが野菜を食べてくれない」悩みへの回答 科学的に正しい「野菜嫌いをなくす5つの方法」
東洋経済オンライン / 2024年7月27日 15時0分
-
4渋谷「三井住友銀行+スタバ」は異空間だった アプリ会員は無料でソファやテーブルが利用可
東洋経済オンライン / 2024年7月28日 10時0分
-
5スズキ、コンパクトSUV「フロンクス」の最新情報を公開
財経新聞 / 2024年7月27日 16時36分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/point-loading.png)
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)