カゴメ 資生堂と業務提携 「健康美と野菜」で共同研究 美容関心層に野菜価値を発信
食品新聞 / 2023年9月20日 18時55分
カゴメは、資生堂と業務提携し、資生堂が来年2月に健康美を実現するインナービューティブランド「SHISEIDO BEAUTY WELLNESS (資生堂 ビューティー ウエルネス)」(以下、SBW)を立ちあげるにあたり、資生堂の健康美と野菜との関係性に関する共同研究及び商品の共同開発を行うと発表した。
また、資生堂はツムラとも戦略提携を締結し、東洋思想の五臓と先進皮膚美容科学の融合による健康美に関する共同研究及び商品開発に取組む。共同開発した商品は、来年2月に資生堂の流通網で国内発売され、2025年以降には中国をはじめとするアジア地域での展開も計画している。なお今後も各分野のプロフェッショナルであるパートナー企業とも美の実現に向けた新しいソリューションを創出して行く。
「“健康美“は肌、身体、心の調和が取れている状態」と捉えている資生堂の藤原憲太郎社長(資生堂ジャパン会長)。これを実現するために、野菜・果実のおいしさや健康価値を活かした飲料と食品等の研究開発に強みをもつカゴメと、生薬と心身のつながりに強みをもつツムラとの協業により新しいソリューションを創出する考えだ。
インナービューティー事業の本格展開に踏み切る資生堂は、日本市場のターゲット層(肌・身体・心は繋がっていると認識している層)は2千800万人と認識しており、ビューティー×ウエルネスによる新領域は、現状の「ビューティー(美容サプリメント)約千億円」の数倍規模と想定しているようだ。
20日に開催した共同発表の中でカゴメの山口聡社長は、経営ビジョンである「トマトの会社から、野菜の会社」を目指す中で、「野菜の会社にスピード感をもって進化するには、既存事業の強化だけではなく、食、健康、農業といったリソースを活かせる分野において、積極的にオープンイノベーションを進めなければならない。資生堂が目指す美の力を通じて、幸福を実感できるサステナブル社会に、当社の強みである野菜や果物の研究開発力で貢献できることは誇らしいことだ」と語った。
さらに今回の提携により、「①健康美と野菜の関係性に関する共同研究と共同開発により、新しい野菜の可能性を明らかにする。②資生堂のブランド力、マーケティング力など強力なリソースを通じて、単独ではアプローチが難しい、美容と健康に関心が高いお客様に対して野菜の価値を伝え、この協業だけでなく既存事業の成長にもつなげる。③インナービューティー事業の可能性を検証する」などの考えを示した。
この記事に関連するニュース
-
トマトジュースが活性化 1-5月販売金額30%増 美容・健康ニーズに対応 インテージ調べ
食品新聞 / 2024年7月28日 10時23分
-
病気や治療中であっても活動したい方のための「夏の快適肌ケアセミナー」を開催
PR TIMES / 2024年7月11日 13時45分
-
コスメテックジャパンとYRK&が業務提携
PR TIMES / 2024年7月9日 18時45分
-
meijiとZeroGravity カカオのアップサイクル美容素材を共同開発
PR TIMES / 2024年7月8日 11時15分
-
SOMPOとRIZAPが資本業務提携 - 保険や介護で新サービス開発
マイナビニュース / 2024年7月2日 9時0分
ランキング
-
1ファミマ、「カラフル靴下」が2000万足突破の衝撃 地味だった衣料品売り場を「主役級」に大改革
東洋経済オンライン / 2024年7月28日 8時0分
-
2カスハラ被害、企業規模が大きいほど増加 最も被害が多い業界は?
ITmedia ビジネスオンライン / 2024年7月28日 8時10分
-
3ヨーカドーの商品7000点が最短30分で届く…ネットスーパー最大の欠点を解消した「鬼速のOniGo」のカラクリ
プレジデントオンライン / 2024年7月28日 8時15分
-
4渋谷「三井住友銀行+スタバ」は異空間だった アプリ会員は無料でソファやテーブルが利用可
東洋経済オンライン / 2024年7月28日 10時0分
-
5「子どもが野菜を食べてくれない」悩みへの回答 科学的に正しい「野菜嫌いをなくす5つの方法」
東洋経済オンライン / 2024年7月27日 15時0分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/point-loading.png)
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)