高校生ら考案「ぽん鍋缶」具現化 兵庫・長田高校と産学協同 Mizkan

Mizkan（以下ミツカン）は8月から兵庫県立長田高等学校との産学協同での取り組みを開始した。約半年間、全6回からなる課題に取り組み、「味ぽん」が提供している機能的・情緒的価値をヒントにした高校生のアイデア「ぽん鍋缶」の具現化を行う。

ミツカンと長田高校の出会いは2022年9月～2023年3月に開催されたマイナビ主催「マイナビキャリア甲子園2022年度大会」。ミツカンは「味ぽんが目指す『半径1メートルのしあわせ』を可視化し、10～20代の若者の共感を得られる味ぽんブランドの新たな事業を創出せよ」という課題をテーマとして提出した。これに対して「ぽん鍋缶」のアイデアを考えた長田高校の生徒4人（チーム名・ながったらー）がミツカン代表として選ばれ、決勝に進出し、視聴者賞を受賞した。

ミツカンと長田高校は今回、「マイナビキャリア甲子園」で「ながったらー」が考えた「ぽん鍋缶」のアイデアを具現化するため、産学協同での取り組みを開始した。授業時間を使用せず、夏季休業、放課後などの時間を活用し、課外活動として取り組む。

実施期間は23年8月～24年2月。対象学生は「ながったらー」の生徒4人。課題は第1回「コンセプト設計」、第2回「製品仕様の設計、生産実現性検討（製造協力会社探索など）」、第3回「プロトタイプ品試作検討、デザイン・コスト設計」、第4回「製品仕様確定」、第5回「生産」、第6回「リリース作成、発表」の予定。