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銀座ビル屋上で酒米収穫 「白鶴錦」純米大吟醸に 白鶴酒造

食品新聞 / 2023年10月25日 13時11分

白鶴酒造は、このほど東京・銀座に構える自社ビル屋上の「白鶴銀座天空農園」で、酒米「白鶴錦」の稲刈りを行った。好天に恵まれた中、社員や取引先など約25人が稲穂を手際よく収穫。「純米大吟醸」として製品化し、来年6~7月頃に銀座の百貨店・酒販店で発売する予定。

銀座から日本酒文化を情報発信したいとの想いから、プロジェクトは2007年にスタート。翌08年に地上約30mの東京支社屋上に田んぼを造成し、13年から同園の「白鶴錦」で醸した商品を限定販売している。

作付面積は約110㎡。通常の稲作に比べて制約が多い環境下、栄養をいきわたらせる工夫や繊細な水の管理などが求められるという。同社は「今年は全国的に農作物が不作と言われているが、『天空農園』では田植え時期を早め、少しでも日照時間を増やせたことで、前年を上回る作柄にできたと思っている」とコメント。稲刈りにはゲストで「2023 Miss SAKE Japan」の高橋凛さん(秋田)、大谷栞里さん(福岡)も参加した。

天空農園の収穫量は玄米換算で約30kgの見込み。11月中旬の穀物検査を経て、来年早々にも酒造りが始まる予定。昨年産米は「白鶴 翔雲 純米大吟醸 銀座天空農園 白鶴錦」(500㎖瓶、税別1万700円)に仕込まれ、40本限定で発売(23年6月)した。

「白鶴錦」は同社のオリジナル酒米。開発開始から8年を経て03年に誕生し、07年に農林水産省にて品種登録された。「山田錦の兄弟米」という位置付けで、酒質は「山田錦」に比べるとすっきりとした味わいになりやすいという。

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