高級おせちに脚光 地方は大容量、都市は少量 帰省増加見込み多様なニーズ対応
食品新聞 / 2023年11月8日 13時41分
百貨店のおせち販売は、メリハリ消費に対応し品数を増やした店舗が多い。値上げもあり、今シーズンは前年比5%程度の売上増を目論む店舗が多い。これまでの有名店とのコラボおせち、幅広い年代で食べられるおせちだけでなく、オードブルや年末年始の料理への注力が新たな傾向だ。
1万4千点のおせちを販売する楽天市場の調査によると、24年のおせちは「大人数で食べられる大容量」「豪華食材を使用したもの」「品目数の多いもの」など、“奮発おせち”や“特化型おせち”をトレンドにあげている。同社が30~50代の1千355人を対象に実施した「年末年始の過ごし方」に関するアンケートでも、回答者の9割が「正月は自宅や帰省先、親族の家などで過ごす」と回答。5割以上の人が「3~4人用」のおせちを、約2割の人が「5人以上」のおせちを購入予定と答えた。
一方、ライフスタイルの多様化から、おせちニーズも様々に。自身の手作りに加え、購入した「単品おせち」を組み合わせて楽しむ人や「肉づくし」「オードブル」「フルーツ」「スイーツ」など、特定の食材に特化したおせちを購入する人が増えている。
おせちをECで購入する人は年々増加しており、楽天市場での流通量は3年で約1.9倍に拡大した。おせちの購入場所としてもECサイトはトップ(36.7%)で、食品スーパー(30.8%)、百貨店(15.6%)を抑えている。ECのおせち購入率が増えるにしたがって、ユーザーからの失敗したくないというニーズが顕在化。楽天市場では低価格・少量の「おためしおせち」が人気を博しており、注文件数は20年から23年で約4倍になった。同社では「今年は購入するおせちの容量や金額が上がると予想している。そのため比較検討ニーズがより顕著になり、レビューが充実した商品やおためしおせちに人気が集まるだろう」と予測している。
ここ最近で目立っているのがふるさと納税の返礼品としておせちを選ぶ人の増加だ。寄付額は3年間で約6倍に増えており、楽天市場では京都市、大阪府泉佐野市、愛知県蒲郡市などのおせちが人気のようだ。
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