熊騒動に思う
食品新聞 / 2023年12月6日 13時18分
この秋は全国的に熊の出没が報道されている。安全のための駆除活動に対し、「熊が可哀そう」と非難する声もあるそうで呆れた。まず、そうした声を上げる人の想像力の欠如に驚かされる。加えて、対岸の火事を決め込んでいる言に違いないのに、いちいち報道するのも如何なものか。
▼熊による獣害と云えば、「羆嵐」(吉村昭、新潮文庫)。大正時代、北海道の小さな集落に現れたヒグマが次々に民家を襲撃して6人と胎児を殺害し、女性についてはほとんど食べてしまったという実録小説。
▼応援を仰いだ警官も銃砲を持った村人も役に立たず、最後は荒くれ者で村の除け者だったマタギが討ち取る。最後に除け者が村を救ったというのは文化人類学の教科書のようだが件の方々にはぜひ読んでいただきたいものだ。
▼熊はひとたび人と交差するようになると、火も音も恐れない上、異常に執念深いそうだ。怖いのは熊だけではない。食品業界では価格改定で一息ついたが問題は山積している。こちらは対岸の火事ではない。食品業界挙げて2024年に向け解決しなければならない。
この記事に関連するニュース
-
「ソリャネーゼ」 冷凍ボロネーゼをレンジで温めたら…… “痛恨のミス”に4万いいね 「これじゃたまらネーゼ」
ねとらぼ / 2024年7月28日 8時15分
-
熊の目撃情報相次ぐ 警察が注意呼びかけ 現時点で人や物の被害なし 福島・北塩原村や磐梯町
福島中央テレビニュース / 2024年7月15日 11時54分
-
【秋田県が回答】「注意喚起になってない」かわいすぎる“クマ注意”ポスターに担当者「今年度は現行のもので」
週刊女性PRIME / 2024年7月13日 13時30分
-
【続報】天栄村の川で釣り中に熊に襲われる 神奈川県の60代男性が顔などに大けが・福島県
福島中央テレビニュース / 2024年7月2日 18時52分
-
杉田雷麟&寛一郎、撮影中に熊に遭遇 劇中とシンクロのハプニング
シネマトゥデイ 映画情報 / 2024年6月29日 14時22分
ランキング
-
1ファミマ、「カラフル靴下」が2000万足突破の衝撃 地味だった衣料品売り場を「主役級」に大改革
東洋経済オンライン / 2024年7月28日 8時0分
-
2「子どもが野菜を食べてくれない」悩みへの回答 科学的に正しい「野菜嫌いをなくす5つの方法」
東洋経済オンライン / 2024年7月27日 15時0分
-
3カスハラ被害、企業規模が大きいほど増加 最も被害が多い業界は?
ITmedia ビジネスオンライン / 2024年7月28日 8時10分
-
4スズキ、コンパクトSUV「フロンクス」の最新情報を公開
財経新聞 / 2024年7月27日 16時36分
-
5渋谷「三井住友銀行+スタバ」は異空間だった アプリ会員は無料でソファやテーブルが利用可
東洋経済オンライン / 2024年7月28日 10時0分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/point-loading.png)
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)