伊藤忠食品東海営業本部 全社統一テーマに地区施策融合 サイネージ新提案・Z世代企画など
食品新聞 / 2024年1月29日 14時17分
伊藤忠食品東海営業本部(佐藤太一本部長)は1月17・18日、ポートメッセなごやで「FOOD WAVE2024 NAGOYA」を開催した。出展メーカーは、食品211社、酒類27社、低温食品24社に、日本全国のこだわりを集めた「ふるさと食むすび」コーナー86社の計348社。出品総数は約3千980点。2日間で約1千500人が来場した。
18日の記者会見で佐藤本部長は、「今回の展示会では大きく二つの点を変えた。一つは、これまで当地区展示会は東海営業本部の単独企画として開催してきたが、伊藤忠食品としての統一感、連動性を持たせるために西日本地区の展示会を踏襲。そこに東海営業本部の施策を落とし込む形とした。もう一つは来場者に対する考え方。小売などの得意先さまだけでなく、メーカーの皆さまもまたわれわれのお客様であるとの考えから、東名阪の商品部にヒアリングして、約500人のメーカーの方々をお招きしている」と新たな試みを語った。
佐藤太一本部長(伊藤忠食品)今回は「新しい日常へ フェーズ2.0~世代を超えて食の話をしよう!」がメーンテーマ。同社オリジナル企画では、「ストアDXゾーン」「新製品ゾーン」「加工食品ゾーン」「低温ゾーン」「ライフスタイルゾーン」「酒類ゾーン」の6つのゾーンと、「ふるさと食むすびコーナー」「サステナビリティコーナー」の2コーナーで構成。
「ストアDXゾーン」では、東海地区でも約800店に導入が進んでいる「デジタルサイネージ」を活用した各種提案を紹介。料理動画やメーカーCMに加え、QRコードでできるキャンペーンやメーカー企画が初登場。また、五感(視覚・嗅覚)を刺激する売場提案などが提示された。
「新製品ゾーン」では今春夏の新製品やイチオシメーカー48社の新製品を約1千SKUラインアップ。特に簡便性の高い商品が目立った。
スキマ商材で買い上げ点数アップへ「加工食品ゾーン」では買い上げ点数アップのためのスキマ商材を集めた「カレンダーフックの森」をはじめ、汎用性が高いごまドレッシング、若手社員による愛三岐のご当地麺企画、地元愛知商業高校との産学連携商品などを紹介した。
「ライフスタイルゾーン」の「ラグジュアリー」提案でも、名古屋のイメージとゴージャス感を訴求するゴールドコーナーが若手発案で設置。
「酒類ゾーン」(339SKU)は自分推しのお酒を楽しむ「好ハオ酒」、東海4県の12蔵を紹介する「東海蔵めぐり」などを展開した。
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