バレンタイン予算は1.3倍 「自分チョコ」増加が要因 インテージ調べ
食品新聞 / 2024年2月9日 9時46分
マーケティングリサーチ会社のインテージは、今年のバレンタインに関する調査の結果を公表し、女性がバレンタインにかける平均予算が5024円、前年比134%と大幅に増加した。「渡す予定はない」が36.4%と昨年から6.3ポイント下回り、「自分チョコ」が前年比164%と大幅に増えたことが予算の増加につながった。
調査は2024年1月18日から22日に全国15-79歳の男女2500人を対象に実施。女性にチョコレートをどのような目的で用意するかを聞いたところ、「渡す予定はない」と答えた人は36.4%で、昨年の42.7%から6.3ポイント減少した。渡す対象としては「家族チョコ」が44.7%(前年41.8%)で最も高く、「自分チョコ」は21.7%(同13.2%)、「友チョコ」は13.9%(同11.4%)、「世話チョコ」は13.7%(同8.6%)、「義理チョコ」は11.7%(同8.2%)となった。「自分チョコ」が前年比164%と大幅に伸びたほか、家族や友人へ渡すチョコ、出社頻度がコロナ禍前の水準に戻りつつあることで一緒に働く人に渡すチョコが増えたことで、予算が増加したと考えられる。
「義理チョコ」も前年と比べるとやや増えたが、有職女性に職場の義理チョコへの参加を尋ねたところ、「参加したくない方だ」と答えた人は82.2%となった。また、今年のバレンタインで義理チョコを渡す予定の女性のうち、4人に1人が予算を減らしたいと考えている。出社頻度がコロナ禍前の水準に戻りつつあり、義理チョコを渡す機会は増えているが、義理チョコへの意識は必ずしも前向きではないとみられる。
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