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原材料名が紅茶のみの「ジャワティ」店頭導入拡大 “飲みたいけど見かけない”解消に突破口の可能性

食品新聞 / 2024年2月19日 17時27分

 無糖紅茶飲料の先駆けである大塚食品の「シンビーノ ジャワティストレート」(以下ジャワティ)の店頭への導入が拡大している。

 今年1月、大手コンビニに新たに採用され、首都圏の店舗を中心に販売されている。

 同商品は、平成元年(1989年)に発売開始され、無糖、無香料・無着色・ジャワ島産茶葉100%使用・透き通る鮮やかな琥珀色――のこだわりを30年以上守りつづけている無糖紅茶飲料。

 無糖茶飲料には通常、酸化防止のためにビタミンCが含まれている一方、「ジャワティ」には含まれず原材名が紅茶のみであるのもユニークな点。

 これは、料理の味を引きたてる“テーブルドリンク”の味わいを追求しジャワ島産の茶葉を使って独自製法で製造したことで実現した。

 幅広い食事に合うしっかりとした味わいに定評があり、根強いファンに支えられている。

 課題は店頭での接点が少ない点。
 無糖茶飲料が拡大傾向にあり、その流れから「ジャワティ」にも注目が集まる中、“飲みたいけど店頭で見かけない”状態が続いていた。

 近年は、高まる需要に対してECで取り込み好調に推移。今回、コンビニに採用されたことが、さらなる導入拡大への突破口となる可能性がある。
 「今後も引き続き、製品とのタッチポイントを増やすような提案を行っていく」(大塚食品)と意欲をのぞかせる。

 「ジャワティ」の23年販売実績は金額ベースで前年比1ケタ増。直近の販売状況は「購入者あたりの購入金額が伸長しており、ヘビーユーザーに引き続き支持されている」という。

 なお「ジャワティ」のしっかりした味わいは、茶葉と製法の組み合わせから生まれたポリフェノールによるもの。
 赤ワイン約1杯分(100ml)当たりのポリフェノール量が280mg(出典:国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構)であるのに対し、「ジャワティ」は旗艦アイテムの「レッド」が500ml当たり300mg、「ホワイト」が500ml当たり250mgとなっており、ワイン同様の料理とのマリアージュを実現するものとして訴求している。

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