インスタントラーメンで料理競う 手軽でおいしいメニュー続々 新たにカップめん部門も 日本即席食品工業協会
食品新聞 / 2024年2月23日 12時50分
日本即席食品工業協会(安藤宏基理事長)が主催する「インスタントラーメンオリジナル料理コンテスト」が2月11日、服部栄養専門学校(東京都渋谷区)で開かれた。会場には応募総数566作品の中から予選を通過した12人が集結、即席めんを使ったアイデア料理に腕をふるった。
今年で22回目。「このアイデアレシピを“真似してみたい!作ってみたい”」をテーマに、即席めんの特徴である「簡単・便利!」を体現するメニューを募った。後援は日本栄養士会など。
今回は「カップめん部門」を新設。袋めんを対象にした「即席めん部門」とあわせ、より手軽においしく、栄養バランスにもこだわったアイデアが続々と集まった。当日の調理時間は「即席めん部門」を20分、「カップめん部門」を5分に設定。
また、従来の参加者は調理師などを目指す高校生が中心になっていたが、今回より大学・専門学校・一般(料理サークルなど)からも広く募った。
参加した12人と審査員ら(インスタントラーメンオリジナル料理コンテスト)協会の篠原幸治食育推進委員長(審査員長)、日本栄養士会の下浦佳之専務理事、協会の吉井巧専務理事ら5人による審査の結果、最優秀賞には「汁なし!簡単チュモッパ風まぜそば」を作った土居彩乃さん(岡山・美作大学調理師会サークル)を選出。見た目の彩り、栄養バランス、おいしさに加えて、わずか10分で完成する手軽さが評価の決め手となった。
また部門賞となる優秀賞として「即席めん部門」はみかんをたっぷり入れた新感覚の「~あさりバター香る~ みかん塩ラーメン」を作った小針遥香さん(福島・郡山女子大学付属高校食物科)、「カップめん部門」は爽やかなおいしさで夏にもぴったりの「アジアンおろしヌードル」を作った久戸瀬一枝さん(奈良県・一般)など各賞を決め、賞状とともに図書カードや即席めん3か月分など副賞を贈った。
表彰式で篠原審査員長は「インスタントラーメンは誰もが楽しめる身近な食品。本日参加した12人からは素晴らしい創意工夫を感じた。若い方々には柔軟な発想で新しいメニューやおいしさを広く届けていってほしい」と話した。
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