物流2024年問題に貢献 ファミリーマートとコカ・コーラボトラーズジャパンが協業 トラックの共同活用スキーム構築
食品新聞 / 2024年2月23日 22時43分
ファミリーマートとコカ・コーラ ボトラーズジャパンは、神奈川県海老名市・厚木市を中心としたエリアにおける配送で共同活用スキームを構築した。
同スキームは、コカ・コーラ ボトラーズジャパンの店舗配送トラックが時間帯によって稼働していないときに、ファミリーマート店舗への常温商品配送に使用するもの。
物流2024年問題で車両の確保が困難になることが予想されることから、新規に使用する配送車両の削減を図り配送効率を下げることなく車両を安定稼働させるのが目的。
ファミリーマートでは、イベントや天候、大型商品の発注の影響などで、通常の配送コースでは一度に配送できない商品量が不定期に発生する場合があり、その際は、臨時便として別途車両を手配し過剰分を配送している。
一方、コカ・コーラ ボトラーズジャパンは、自社商品を、自社物流拠点から管轄の各取引先小売店舗に配送する際に、物流パートナー社の店舗配送トラックを使用している。
配送手配において、最需要期の夏場以外は、日によって稼働率にバラつきが出ることもあることと時間帯によって納品が無く稼働していない時間が発生することがある。
配送車両共同活用は2月上旬に開始した。
ファミリーマートの対象店舗は海老名市を中心に厚木市、平塚市、藤沢市などの周辺エリア約240店。
ファミリーマートで店舗からの発注データに基づき、コカ・コーラボトラーズジャパンに配車を依頼し、コカ・コーラボトラーズジャパンで対応可能な場合は配車を手配する。
コカ・コーラボトラーズジャパンの配送を終えた店舗配送トラックが、ファミリーマートの配送センターに行き商品を荷受けし、ファミリーマート店舗に商品を配送する。
今後、検証を通じて両社で対応活用可能なエリアを検討し順次拡大していく予定。
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