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J-オイルミルズ オリーブオイルで新戦略 「クッキング」と「ベリオ」

食品新聞 / 2024年2月28日 10時59分

J-オイルミルズは、春季商戦に向けて、「オリーブオイルの平均売価は急激に上がっており、数量も大幅に落ちこみ、売価が上がった分、金額的には前年を維持しているが、24年以降は市場の縮小は避けられない見通しだ」(家庭用油脂マーケティング部の髙野晃紀氏)と予測。これに伴い「クッキングオイル(ブレンド品)の成長と輸入オリーブオイルの消費量減少が特徴的な変化だ」と捉えている。

オリーブオイルはピュアとエクストラバージン(EV)、クッキングオイル(ブレンド品)の3カテゴリーに分類されるが、3カテゴリーの中でクッキングオイルだけは重量および成長率とも伸びており、J-オイルのクッキングオイル「ユーロリーブ(Eurolive)」も販売力を強化する考えだ。「23年度のユーロリーブの購入率は前年に比べて約2倍となっており、厳しい状況の中だが、まだ伸ばすチャンスは十分ある」とみている。

フィリッポ・ベリオエクストラバージンオリーブオイル」と「同オリーブオイル」(J-オイルミルズ)

「価格高騰下においても、生活者のオリーブオイルを普段使いしたいといったニーズは顕在化している。そのため改めてブレンド品を使ってみようとするお客さんも増えている。その一方で、もう少しオリーブオイルらしさがほしいとか、オリーブオイルの風味がほしいなどの声がある」と言う。こうした声を反映した新製品が「オリーブオイルたっぷりクッキングオイル」と「フィリッポ・ベリオ(FILIPPO BERIO)オリーブオイル」だ。

2月20日発売の「オリーブオイルたっぷりクッキングオイル」は、風味豊かなエクストラバージンオリーブオイルに、あっさりしたキャノーラ油(食用なたね油)をブレンド。辛みや苦味を抑えつつ、オリーブの風味をしっかりと感じられる仕上げ、しかもコレステロール0となっている。健康志向の高まりで人気のあるオリーブオイルを、「より普段使いに活用したい」といった声に応えたもので、炒めものや揚げものはもちろん、生のまま料理にかけるなど様々な用途に使える。関西でのテスト販売ではお客様から高い評価があり、オリーブオイルカテゴリーでは上位にランクされた。

髙野晃紀氏(J-オイルミルズ)

また、「フィリッポ・ベリオ(FILIPPO BERIO)エクストラバージンオリーブオイル」と「フィリッポ・ベリオ(FILIPPO BERIO)オリーブオイル」の新サイズである720gエコペットも2月20日から順次全国発売した。輸入品ニーズの高まりを受けてリニューアル発売したもので、リニューアルでは容器を見直し、新容量720gで買いやすい価格に抑えた。さらに再生ペットを使用した環境配慮や、指が凹み(油滴マーク)にかかり、スリムサイズにより持ちやすさも工夫。また、側面リブと見え窓により使用量や残量が分かりやすいようにした。プロモーションとしてはデジタルや店頭を中心に展開し、購買喚起を図る。

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