ブームのたんぱく質補給 摂りすぎにも注意
食品新聞 / 2024年3月11日 13時35分
コロナ禍以降、自分で健康管理する動きが定着している。個人のセルフケア費用も増加傾向にあり、23年の一人当たりの出費額は前年より14%増加したという。
▼健康感を謳った商品でたんぱく補給食品が特に増えた。プロテインバーなど補食だけでなく、主食、主菜、副菜に広がる。15年頃からブームが始まり、20~21年にはコロナ太りの解消やフレイル対策需要も相まった。23年の市場は推定で2千580億円。一部のライトユーザーが離脱して伸び率は鈍化したが、拡大は続き、成熟期に移行しつつある。
▼その一方で、たんぱく質の摂り過ぎによるリスクを警鐘する声も高まってきた。身体が一度に吸収できる量は決まっており、過剰摂取した分は尿として排出されるか脂肪に変わる。それが続くと肝臓や腎臓に負担がかかり、「第二の脳」と呼ばれる腸内環境にも影響を及ぼす。何事も「過ぎたるは及ばざるがごとし」だ。
▼熟成市場を維持するためには、消費者に賢く日常的に利用してもらうことも大切だ。たんぱく質の健康感と同時に、摂取過剰のリスクや相性の良い栄養素を啓蒙すべきでないだろうか。
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