トレサビにブロックチェーン技術 「Made in Italy」を強固に イタリア大使館がFOODEXでアピール
食品新聞 / 2024年3月15日 12時18分
「『Made in Italy』の特長は郷土性と多様性に富んでいることだ。各地域で継承してきた食文化が品質の高さを支えている」と話すのはイタリア大使館貿易促進部のジャンパオロ・ブルーノ部長。昨年3月、イタリア料理はユネスコ世界無形文化遺産に登録申請した。価値あるイタリア製品を正しく流通させるため、約1年前からブロックチェーン技術でトレーサビリティを保証する新サービス「TrackIT」も推進する。
「FOODEX JAPAN2024」(3月5~8日、東京ビッグサイト)において、「イタリア館」は海外パビリオンで最大規模のスペースを展開した。現地企業の参加意欲は旺盛で、昨年を上回る187社がブースを構え、収まりきらなかった約40社が館外で出展した。オリーブオイル、ワイン、パスタ、チーズをはじめ、バルサミコ、トリュフ加工品などカテゴリーは幅広い。ジャンパオロ部長は「日本のマーケットはさらに伸びるとポジティブにみている」と期待を寄せる。なお23年の日本向けの食料品輸出は約1千550億円、前年比4%増と順調に推移した。
新サービス「TrackIT」紹介(FOODEX JAPAN2024)一方、昨年からイタリア貿易振興機構が資金提供し、ブロックチェーン技術で全工程のトレーサビリティを保証する新サービス「TrackIT」を推進している。ジャンパオロ部長によると、イタリア製を模倣した偽ブランド品などの被害総額は年間1千200億ユーロ(食品以外も含む)にのぼるという。「例えばパルメザンチーズは原料や製法など厳格な規定が設けられているにもかかわらず、模倣品が後を絶たない。トマト加工品、パスタ、オリーブオイルなども損害を受けている」とし、「『TrackIT』は『Made in Italy』の信頼性と魅力を高めるプロモーションツール。最先端の技術で全工程の履歴を証明し、生産者の畑から家庭の食卓までトレース可能。消費者は製品パッケージなどのQRコードから情報を得られる」などアピールした。導入にあたり、各企業はイタリア政府の補助金を活用できる。
この記事に関連するニュース
-
“1.5倍の大幅値上げ”の衝撃…オリーブオイルを買う前に知っておくべき3つの事実
女子SPA! / 2024年7月1日 8時46分
-
イタリアの「ラセルバ」が食卓を彩る!自社農場で育んだトマトやオリーブの3つの“オーガニック”商品が新登場
@Press / 2024年6月28日 16時30分
-
イタリアのNo.1*パスタブランド「Barilla」2024年度版「Global RepTrack(R)100」で食品会社として世界で最も高い評価を獲得
PR TIMES / 2024年6月28日 12時45分
-
SSKドレッシング ポンカチシリーズから5つの味が新発売!
PR TIMES / 2024年6月18日 11時15分
-
粗悪品だから安いのではない…サイゼリヤが「ミラノ風ドリア」を税込300円で出せる本当の理由
プレジデントオンライン / 2024年6月8日 16時15分
ランキング
-
1「モスバーガー」2度目の中国撤退…「ハンバーガーを日本企業が中国で手がける難しさ」で定着できず
読売新聞 / 2024年7月1日 19時2分
-
2委託先のランサムウェア被害で京都府の159名分個人情報流出 自動車税の納税義務者名などがダウンロード可能な状態に 「クボタ」でも約6万件の顧客情報流出
ABCニュース / 2024年7月1日 20時14分
-
3EV充電器のマンション設置加速…不動産大手、新築に標準導入・駐車台数の3割に導入
読売新聞 / 2024年7月1日 17時38分
-
4毎回"完売"続出。築地銀だこの「ぜったいお得な回数券」は、PayPay併用でさらにお得!
東京バーゲンマニア / 2024年6月30日 9時3分
-
523年度の国の一般会計税収は72・1兆円、4年連続で過去最高の見通し…法人税伸びる
読売新聞 / 2024年7月1日 20時35分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/point-loading.png)
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)