みそ 次代ユーザーを育成 商品投入とプロモーション
食品新聞 / 2024年4月3日 12時54分
みそ業界の重要課題の一つは若い世代の取り込みだ。現在の需要は中高年、特に60代、70代の高齢者に支えられているが、市場の将来を考えると次代の中心的な購買層となるユーザーの育成が必要不可欠だ。需要減退の加速に危機感を持つメーカーは若者にも使いやすい新商品の投入と、それを訴求するプロモーションにより課題解決を図ろうとしている。
同市場の重要課題は、価格改定後の新価格維持、高付加価値化、伸び代のある海外市場の開拓など色々ある。若年ユーザーの育成もその一つで、現在の需要は主に高齢者によって支えられているが、15~20年後には現在のメーンユーザーは主要購買層でなくなる可能性が高い。
今みそを使用していない世代が高齢者になっていきなり使い出すようになるとは考えにくい。現在の若い世代の多くは、みそが日常にある生活を経験していない。将来の大幅な市場縮小を避けるために、もっと気軽にみそを楽しめるような提案で若い世代にトライアルを促したい。
「料亭の味 フリーズドライつぶみそ ボトル」(マルコメ)この取り組みで注目されている商品が、ひかり味噌の「CRAFT MISO 生糀」だ。みそ初心者や20~30代の若い世代の取り込みを狙った商品で、アルファベットの横書きや、「フルーティーな味わい」というコピーなど斬新なパッケージデザインだ。新たな食べ方の提案やサンプリングで認知度を高め、販売が拡大。
九州では富士甚醤油の「ジップみそ やさしさ仕立て」が販売拡大している。アルミ製ジップ付き袋を採用。昨年は九州各県でテレビCMを放映し、配荷が広がった。同商品も若い世代の獲得を狙った商品で、「だし入り」なら湯で溶くだけで簡単にみそ汁が作れ、一人暮らしを始めた若者も使いやすい。
この春も若い世代が使いやすい商品が登場した。マルコメの「料亭の味 フリーズドライつぶみそ ボトル」は、顆粒みその便利なボトルタイプで、パスタやサラダなど様々な料理に使える。毎日が和食ではない現在の食生活において、米飯、パン、麺などに合わせられる。
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