静岡茶市場 “史上最速”の初取引 茶シーズンの消費喚起に
食品新聞 / 2024年4月19日 13時14分
静岡茶市場(静岡市、内野泰秀社長)は、これまでで最も早い4月12日に新茶初取引会を開催した。昭和31年(1956年)の開業以来最も早かった昨年より、さらに1日早めた。その狙いについて内野社長は「新茶をいち早く届けて消費を喚起したい」と話した。
茶の摘採シーズンは一般的に南の地域から始まる。茶の木の芽吹きに一定の暖かさが必要だからだ。今年の茶シーズンも3月中に種子島で摘採がスタート。静岡と並ぶ茶生産地である鹿児島では、4月4日に鹿児島茶市場で新茶初取引が開催され、点数104点・数量6tが上場した。
一方の静岡県産茶は生育が遅れた中、3月下旬の冷え込みで新芽の生育が抑えられた。結果、初取引会に出品されたのは過去最小の8点・50.8㎏。昨年の96点・1千397㎏を大きく下回った。
取引された新茶の最高値は1㎏当たり111万1千111円で例年並みだったが、点数が少なかった影響で平均単価は7万7千637円と昨年から10倍ほどの高値となった。
取引開始のセレモニーで、内野社長は新たなお茶市場の創出に取り組む考えを示し、「紅茶の適切な格付けの確立と流通の形成を進め、煎茶や碾茶(てんちゃ)を含めた多様なお茶の楽しみ方を家庭に届ける。ポイントは女性だと考えている」と述べた。1点だけ出品された和紅茶には、昨年を5千円上回る2万5千円の値がつき、幸先の良い初取引となった。
また今年は旅行会社が「初取引見学ツアー」を初めて実施。山形県や群馬県など、県外からの7人を含む10人が茶市場を訪問した。初取引の様子を見学したほか、内野社長から呈茶を受けるなどしてお茶文化に親しんだ。
この記事に関連するニュース
-
東京初出店!「茶氷&夏のスイーツフェス」開催!!
PR TIMES / 2024年7月17日 13時30分
-
タダ同然のお茶を「1杯5000円」で売り出し大逆転…佐賀・嬉野の茶農家が"薄利多売"をやめて起きたこと
プレジデントオンライン / 2024年7月14日 10時15分
-
「緑茶王国」静岡の生き残り戦略…海外展開に明るい兆し、1本2万円超の高級ボトル茶も話題に
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年7月11日 9時26分
-
今年のお茶は「品質安定で上質」、玉露は「うま味強い」 京都府綾部市で「両丹茶品評会」
京都新聞 / 2024年6月27日 14時0分
-
【九州初上陸!】博多阪急の大人気お茶フェス「HAKATA Tea Festival」に、五感で楽しむ花と果実のお茶「fuacha」が出店します!
PR TIMES / 2024年6月25日 12時15分
ランキング
-
1「トヨタが日本を見捨てたら、日本人はもっと貧しくなる」説は本当か
ITmedia ビジネスオンライン / 2024年7月24日 6時20分
-
2トヨタ子会社の3工場で稼働停止、部品欠品で「ランクル」「アルファード」の生産ストップ
読売新聞 / 2024年7月23日 20時15分
-
3危険な暑さ…千葉で39度も 「長袖」で対策? 直射日光防ぎ、「冷感」「放熱」猛暑対策に特化【Nスタ解説】
TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2024年7月23日 23時6分
-
4「平気でウナギを食べる人」が知らない資源の実態 ウナギをいつまでも食べ続けるためには
東洋経済オンライン / 2024年7月24日 11時30分
-
5ユークス、脚本家の野島伸司氏が社外取締役を辞任 一身上の都合
ロイター / 2024年7月23日 16時55分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/point-loading.png)
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)