RTDのものづくり体感! 「-196」おいしさの秘密は サントリーが開発センター公開
食品新聞 / 2024年5月13日 13時5分
RTD市場を牽引するサントリー。幅広いポートフォリオのなかでも、「-196(イチキューロク)」ブランドは発売以来19年にわたり支持されているロングセラーだ。
その根幹をなすのが、果実を瞬間凍結・粉砕することでおいしさを封じ込める「-196℃製法」。このほど同社商品開発センター(川崎市)で開催されたセミナーでものづくりの一端が披露されるとともに、開発の中枢である同センターの一部が公開された。
「RTDは自由度の高い開発ができるカテゴリー。幅広いニーズにお応えできる選択肢、手軽さ、コスパの良さなどが成長の追い風だ。当社にしかない強みを生かした美味を実現し、お酒の文化や価値を創造していきたい」(執行役員スピリッツ本部副本部長・塚原大輔氏)。
今春に中味・パッケージともリニューアルした「-196」は、トレンドが加速する無糖シリーズを徹底強化。
「無糖チューハイには多くのニーズが寄せられているが、中味についてはいろいろな声が出ている。無糖は好きだが少し味気ない、無糖だから果実味はあきらめている――そんな声を受けて、-196℃製法だからこそできる無糖チューハイを目指した」(RTD部長・高橋直子氏)。リブランディング後の出荷量は、直近6か月平均比2.6倍に拡大したという。
05年発売の「-196」が生まれたきっかけは、居酒屋で人気の生搾り果実チューハイ。
「なぜこんなにおいしいんだろう?と思った開発メンバーが、搾ったときに手に付く香りがその理由ではと考え、果実のおいしさをすべて閉じ込めたチューハイを作ろうと思い立った」(スピリッツ・ワイン商品開発研究部長・塚本環氏)。
レモンの瞬間凍結を実演沸点が-196℃の液体窒素により果実を瞬間凍結し、粉砕したパウダーを酒に浸漬。果実まるごとのおいしさを生かしたチューハイが完成した。
今回の刷新では、多様な独自原料酒を組み合わせて味に厚みをもたらし、無糖でも立体的なまるごと果実感を実現した。
「この製法を生かして実現した新たな無糖チューハイのおいしさをお届けし、RTD市場をさらに拡大したい」と意気込む高橋氏。無糖チューハイの一層の活性化にもつなげたい考えだ。
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