ピックルスホールディングス 冷食やLL惣菜を開発 さらなる成長へ4つの戦略
食品新聞 / 2024年5月15日 12時31分
漬物最大手のピックルスコーポレーションを中核とするピックルスホールディングス(埼玉県所沢市)は今後の戦略として、惣菜や冷凍食品の開発、西日本での販売拡大、既存分野以外の売場展開に取り組む。製品開発の強化、販売エリアや販売先の拡大、新規事業の推進によりグループのさらなる成長を目指す。
前2月期の連結決算は増収増益となった。今期の連結売上高は、微増収の435億円を計画。利益面は新工場稼働の影響はあるが、増収効果や商品規格の見直しなどにより、営業利益は前期比1.9%増の17億円を計画している。同社は今後の戦略として、製品開発強化、販売エリア拡大、販売先拡大、新規事業の4点を掲げている。
製品開発については、主力のキムチは定番品のリニューアルによる商品価値のブラッシュアップや賞味期間延長に取り組む。浅漬は従来の定番品に加えて、料理のメニューやおかずの一品になる浅漬、開けてすぐ食べられる「液切りいらず」シリーズなどを発売。既存の枠にとらわれないアイデアから新たな需要を掘り起こす。また、成長市場である惣菜の開発にも注力。既存のナムル、サラダ、スパイシー胡瓜などの見直し、家飲み需要に合致した商品の開発、健康志向を考慮したドレッシング使用のサラダ開発などに取り組む。
販売エリアの拡大については、近年は特に西日本の販売拡大に注力。販売先の拡大については、従来の漬物売場や惣菜売場にとどまらず、直近は冷凍食品売場へも進出。量販店内でのシェアを高めていく。
新規事業では、グループ会社のOHで今年3月に「飯能ベーカリー POCO-POCO」をオープン。ピックルスファームはさつま芋の生産量を増やすべく、今期は作業場や保管庫の建設を行う。
新規カテゴリーの製品開発も進めている。冷凍のご飯がススムキムチ鍋やトップシール惣菜を一部の量販店向けに販売開始した。また、ロングライフ惣菜も開発。「ご飯がススム 和のおかず」として、きんぴら、ひじき煮、卯の花、切干大根を量販店で販売している。
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