明星食品 近隣小学校で出張授業 フードロスに理解深める
食品新聞 / 2024年5月24日 13時17分
明星食品は、3年目を迎えた地域共創プロジェクト「もぐもぐClassroom」として、このほど今年度1回目の出張授業を近隣の千駄谷小学校で行った。テーマは「フードロス」。マーケティング本部の社員6人が先生役となり、即席麺の特徴、フードロスの基礎知識や対策方法などを話した。
CSV経営を推進する一環。「地域とのつながりを深め、明星食品のファンを増やすこと」が目的だ。プロジェクトリーダーは同本部デザインルームの宮宗耕平課長。
対象は5年生52人(26人×2クラス)。体育館を舞台に総合の学習として行われた。
冒頭、インスタントラーメンの特徴を説明。スライドに映された「チャルメラ」「一平ちゃん夜店の焼そば」に歓声が上がる中、「保存性が良いこと」に触れ、「いつでも食べられる」「捨てなくてすむ」ことを紹介した。
次いで「フードロス」に関するクイズを実施。「フードロスとは?」「日本で1年間に捨てられている食べ物の量は?」「フードロスが減ることで何が減るか?」「フードロスはどこから出ているか?」が出題され、生徒は楽しみながら理解を深めた。
また「フードロス対策」として、メーカーは「賞味期限延長」、小売業は「“てまえどり”の推奨」などを行っていると紹介。「家庭でもフードロスを減らすために『買うとき』『食べるとき』『食べた後』に何ができるか考えて欲しい」と呼びかけた。
次回の授業は7月に実施予定。学習した内容を踏まえ、グループで「フードロス」対策のアイデアや実践体験を発表しプレゼンテーション力や内容を競う。優秀なグループには景品を進呈する。
なおプロジェクトメンバーは前期から半数の3人が入れ替わった。これまでは開発や営業に携わっていた社員だという。今期1回目の授業を終え、「消費者でもある子どもと直接触れあい発見が多かった」「子どもらの食に対する興味・関心の高さを感じた」など話した。
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