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国分グループ本社 中国で業務用卸事業拡大 久世の現地子会社を譲受

食品新聞 / 2024年6月5日 11時35分

国分グループ本社は、久世の中国グループ会社である上海日生食品(本社・中国上海市)および久華世(成都)商貿有限公司(本社・中国成都市)の持ち分80%を取得し、グループ化する。

中国の外食市場はアフターコロナからの回復期にあり、今後も成長が見込まれている。アジアにおける日本食レストランの半数以上の約6万店が中国に存在するなか、両社が協力して中国事業のさらなる拡大を進める。

久世は、上海日生および久華世成都を通じ、上海市・杭州市・成都市・重慶市・武漢市を中心に、広く日本料理食材を取り扱う業務用食材卸として、現地の日本食レストランとの取引を進めてきた。一方、国分グループは中国のグループ会社である上海峰二食品有限公司を中心に、上海市や蘇州市で日本食業務用食材の卸売事業を展開している。

今回、国分グループは久世が香港の子会社を通じて間接保有する上海日生、久華世の持ち分80%を譲り受け、両社で事業拡大を加速させる。今後の取り組みでは、上海エリアの流通基盤強化とサービス提供のエリア拡大によって主要都市を結ぶ販売ネットワークを強化するほか、酒類・生鮮カテゴリーの拡大、商品開発や輸出も視野に入れた販売強化を進める。

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