伊藤忠食品 東海エリア、リテールメディアや物流改善推進 「東海藤友会」で方針
食品新聞 / 2024年6月7日 11時34分
伊藤忠食品の東海エリアにおける取引先で組織する東海藤友会(179社、亀谷伸生会長・味の素名古屋支社長)が5月21日、名古屋観光ホテルで第28回総会を開催した。当日は取引先関係者187人が出席。総会と合わせ、伊藤忠食品の今期の全社・地区方針説明が行われた。
冒頭あいさつで亀谷会長は、好調業績を収める伊藤忠食品をさらに盛り上げ、支えていくことを約束。加えて、「(メーカーとして)われわれ会員企業ができることは、新しい価値の提供。それは新しい食べ方や地元の食材を使ったメニュー、健康価値を訴求した調理方法など、以前からやっている内容にさらに磨きをかけることで実現できると考えている。本日、ここには多くの素晴らしい商品をもつ会員企業がたくさんいる。伊藤忠食品さまにはその豊富な情報、知見をもって、それらを結びつけるコーディネート役をぜひともお願いしたい」と述べた。
議事などに続き、伊藤忠食品・岡本均社長が登壇。「われわれの根本的な戦略は、業界全体のエコシステムの構築。製配販の各社、各層が消費者に想いを馳せ、知恵を絞り、そのアイデアを具現化し、実行で得られた経験を新たな価値創造につなげていく。この循環を目指したいと強く願っている。日本の食料を支える各企業の叡智を様々に組み合わせることによって、日本の食生活のイノベーション、あるいはトレンドを創出しつづけ、食品業界をもっと活性化し、もっと魅力的にしていきたいと思う」と語った。
全社重点施策に関しては、福嶋義弘取締役が物流事業とセットアップアソート事業について、星利夫リテール本部本部長はリテールメディア事業について、それぞれ現在の取り組み状況やその成果を報告した。
伊藤忠食品 佐藤太一東海営業本部本部長佐藤太一本部長は、東海営業本部の24年度重点施策として「リテールメディア事業の積極的推進と既存卸売事業の取り組み深耕」と「惣菜・低温の拡大と物流改善の取り組み」の2点を挙げた。
リテールメディア事業に関しては、東海営業本部管轄内では前3月期末時点で295店舗・1千台超まで導入が進み、今期末で1千300台を目指すとのこと。これまで着実に地元スーパー(SM)での採用を広げてきたが、今後はSMに加え、「ドラッグストアモデルを提案して、ドラッグチャネルにも積極的にアタックしていく」構え。
物流改善の取り組みでは、6月1日から中京物流センターで入荷予約システムが本稼働。パレット単位の発注で検品作業の簡素化も推し進め、入荷待機時間や納品時間の削減につなげる。また、車両単位発注の拡大や工場直送の拡大による物流コスト削減にも継続して取り組んでいくとした。
この記事に関連するニュース
-
フューチャーアーキテクト、AI-OCR活用でパレット単位での一括検品自動化サービス
マイナビニュース / 2024年7月2日 16時10分
-
フューチャーアーキテクト、独自開発OCRソリューション「Future EdgeAI」を活用したAI画像検品により入庫業務の自動化を推進
PR TIMES / 2024年7月2日 11時0分
-
日本冷凍めん協会 「おいしさ・簡便性で数量増」 総会で白潟会長
食品新聞 / 2024年6月14日 11時1分
-
第10回「ジャパンメイド・ビューティ アワード」締め切り迫る(申込一次締切: 6月28日(金))
PR TIMES / 2024年6月10日 11時15分
-
日本アクセス マーケ起点にビジネス拡大へデジタル活用と市場創造 「潜在需要を呼び起こす」服部社長
食品新聞 / 2024年6月3日 14時54分
ランキング
-
120年ぶりの新紙幣に期待と困惑 “完全キャッシュレス”に移行の店舗も
日テレNEWS NNN / 2024年7月2日 22時4分
-
2「7月3日の新紙幣発行」で消費活動に一部支障も? 新紙幣関連の詐欺・トラブルにも要注意
東洋経済オンライン / 2024年7月2日 8時30分
-
3カチンコチンの「天然水ゼリー」が好調 膨大な自販機データから分かってきたこと
ITmedia ビジネスオンライン / 2024年6月30日 6時30分
-
4イオン「トップバリュ」値下げ累計120品目に 「だし香るたこ焼」など新たに32品目
ORICON NEWS / 2024年7月2日 16時26分
-
5医薬品の販売規制案にドラッグストア反発の事情 市販薬のオーバードーズ問題に有効な規制とは
東洋経済オンライン / 2024年7月2日 12時0分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください