全国的に発生する連続強盗事件の指示役とされる日本人4人が収容されているフィリピンの入管施設「ビクタン収容所」で、施設の所長ら職員全員が交代した。警察と入国管理局が収容者に抜き打ち検査を行った結果、大量のスマホと現金が見つかったのだ。
施設関係者や元収容者らによって、金がモノを言うといわれた収容所の内部の様子や実態が、連日メディアを騒がせていたため、フィリピン側も改めざるをえなくなったのだろう。
賄賂の原資となる現金を、ビクタン収容所にいた収容者に直接運んだことがあるという暴力団関係者は、「収容所の中の様子を知るには『天国から来た男たち』という映画を見るといい」と教えてくれた。