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〈ノベル大賞 カズレーザー賞受賞〉新星・氏家仮名子がデビュー作で目指した、少女小説としてのファンタジーとは

集英社オンライン / 2023年2月16日 10時1分

集英社オレンジ文庫が主催するノベル大賞で、2022年ゲスト審査員賞である〈カズレーザー賞〉に選ばれた氏家仮名子さん。とにかく書くことが好きで、がむしゃらに公募を続けてきた末にデビューを勝ち取った氏家さんが描く、少女小説の未来とは。

――氏家さんは、2023年2月16日発売の『双蛇に嫁す 濫国後宮華燭抄』(集英社オレンジ文庫刊)にて、2022年ノベル大賞<カズレーザー賞>を受賞されました。最終選考の連絡を受けた時の率直な気持ちはどうでしたか?

最終選考に残ったと連絡をいただいた時は、それは驚いてしまって。夜に連絡をいただいたんですが、あまり現実感がなくて。翌朝起床してからも「自分に都合のいい夢を見たんじゃないかな?」と疑っていました。



それで、電話の着信履歴を確認して、さらに発信元の電話番号を検索して、ようやく「本当だった!」と信じられたぐらいです。最終結果が出るまでは、受賞の可能性を意識しすぎないようにと考えて、あえて日頃ルーチンにしていた執筆活動を止めることはしませんでした。最終選考に残ったことを意識しすぎて書くのをやめて、その結果が落選だったらもう立ち直れないなと思ったので……。

――そこから、受賞の連絡を受けるまではどのように過ごされていたのでしょう。

選考会当日は「きっと大丈夫だ」と「絶対無理だ」という相反する気持ちが頭の中でぐるぐる回ってしまい、緊張して仕事が手につかなかったです。そのうちに「落選したら連絡ってもらえるのかな…」っていう悲観的な気持ちに傾いてきて、勝手に悲しくなってしまって。

「仕方ないから好きなものいっぱい食べよう!」と思って、スーパーへ買い物に出かけたところで受賞の連絡をいただいたんです。その時は正直、最終選考に残った時以上に信じられなかったですね。

――受賞作『双蛇に嫁す』については、カズレーザーさんが選評で激賞されていました。

この度特別賞の選定をさせていただきました。特別賞だなんて随分大仰な響きですが、ズブの素人が自分の趣向だけで選んだものです。
とにかく私が最も面白かった作品に賞を送らせていただきました。

『双蛇に嫁す』
グンバツに面白かったです。全頁が私の好みと噛み合いすぎて、一文一文が私の琴線をかき鳴らしまくりでした。
中国王朝チックをベースにした世界設定がそもそも大好物。火砲という大砲の一種があるので明代あたりがベースなのか、しかし文明度的にはもう少し遡るのか、うまい具合に大陸要素がごった煮にされていたと思います。
登場人物もそれぞれが出自や現状に大きな苦しみを抱えながら、そのやりとりはどこか明るく、ぐいぐいと引き込まれ、あっという間の読了。
考えうる中で最も切なく悲しい結末を選ぶ二人と、その選択をとらせるために丁寧に外堀を埋めていったストーリーも、本当に素敵でした。
本当に読めて良かったです。氏家仮名子さん、おめでとうございます。


2022年ノベル大賞 カズレーザー賞選評
ゲスト審査員 カズレーザー(メイプル超合金)

――受賞した時、選評を読まれた時の率直なお気持ちはいかがでしたか?

カズレーザーさんがゲスト審査員を務めていらっしゃるのは存じ上げていましたが、そのお名前を冠した賞をいただけるとは思っておらず、本当に驚きました。女性読者をターゲットにして書いた『双蛇に嫁す』をカズレーザーさんが気に入ってくださったというのもびっくりで。

選評で「一文一文が私の琴線をかき鳴らしまくりでした」と言っていただけたことは、一番嬉しかったです。他の選考委員の先生方にも、文章力を評価していただいたのですが、自分ではそんな風に思っていなかったのでこれもすごく嬉しくて……。

――ノベル大賞選考委員の選評を読んだ時の感想はいかがでしたか?

これまでプロの作家さんや芸能人の方って、自分とは違う世界に住んでいる人だと思っていましたから、そういった方々が私の書いた作品を読んで「面白い」という選評をいただけるなんて、まるで宇宙人からお手紙をもらった感覚でした。ただし、選評では厳しい指摘もたくさんいただいて、しかも指摘されたことがどれもこれも的を射ていたので、心にグサグサ刺さりました。

プロの先生方が見る目は本当に厳しくて、素人の小手先では全然ごまかせない。選評を読んで「これから自分はものすごく頑張らなくてはならないんだ」と、身が引き締まりました。

――そもそも、氏家さんが創作を始めたきっかけは何だったのでしょうか。

大学生の時に、とあるジャンルの作品にハマって、二次創作で小説を書いたことが最初のきっかけです。同人誌を作ったり、個人サイトで発表したり、当時はかなりハマりましたし、そこで、自分が「書くこと」が好きだということに気がつきました。

オリジナル作品を書き始めたのは、今から2~3年前です。二次創作には随分長い間打ち込みましたが、やはり人が創ったキャラクターを借りているので、自分の中で創作の幅に縛りがあって。それを取っ払って書きたい、と思ったことが、オリジナル作品を書き始めたきっかけでした。

――では、プロデビューを意識するようになったのは?

二次創作に打ち込んでいた頃、そのつながりで交流していた友人の中にプロの漫画家さんがいらっしゃったんです。

それまで自分の中では、プロのクリエイターって、並の人とは全然違う才能の持ち主で、自分とは全く違う世界にいる人だと思っていたんですが、実はそうではなく、普通の人が一生懸命努力して創作しているんだと、彼女との交流を通して理解しました。

「もしかしたら、自分が『プロになりたい』と考えてもいいのかもしれない」と意識したのは、それがきっかけだったような気がします。

そして、私がオリジナルの創作を始めてから、知人の一人が「小説家になろう」からプロデビューされたんです。その話を聞いた時、率直に「いいな、羨ましいな」と思った。そして「羨ましいと思っている自分は、プロになりたいんだ」と気づいて、だったらやってみようと。それで公募への投稿を始めました。

――今はネットでの創作活動からデビューするケースも増えていますが、あえてオーソドックスな「公募」という形を選んだのはなぜですか?

知人もWEBからのデビューでしたし、そういうケースは増えていますよね。これは個人的な感覚なのですが、WEBで発表される作品はキャッチーさが重要視されていて、短いスパンで引きを作ることで、読者に毎回読み続けてもらえるよう意識した構成になっていると思います。

でも私が書く作品は、短く区切ってサッと読んで楽しんでもらえるタイプではないな……と。

それから、WEBでの発表はリアルタイムで読者からの感想をもらえることがメリットだと思うのですが、私の場合は逆に、人の意見が気になりすぎてうまく書けなくなってしまうリスクの方が大きいなとも感じました。それで、じっくり創作に取り組める公募を目指すことにしたんです。

――数多ある文学賞の中で、集英社ノベル大賞を選んだ決め手はなんだったのでしょうか?

ノベル大賞に応募したのは、自分がコバルト文庫・オレンジ文庫が好きで、一度「少女小説」を書いてみたいと思っていたからです。

応募作の『双蛇に嫁す』は、「現代の少女小説」をイメージして書きました。喜咲冬子先生の『青の女公』(オレンジ文庫刊)が好きで、自分も壮大な大河ファンタジーを書きたいと思ったのもきっかけのひとつです。

――公募に挑戦している間、どうやって執筆のモチベーションを維持しましたか?

公募に挑戦する前の二次創作時代は、作品を発表すれば仲間からダイレクトに感想をもらえる環境でしたし、嬉しい感想もたくさんいただきました。でもオリジナルに移ってからはそんなに甘くなく、初めの頃は作品をWEBで公開していたのですが、二次創作と比べると全然反応がなかった。だからこそ、私は公募への挑戦を選んだのだと思います。

公募に応募すれば、私のことを全然知らない、小説を読み慣れている人に絶対に一度は読んでもらえますし、作品に対して忖度のない客観的な評価がもらえる。公募に挑戦するようになってからは、感想や反応はなくても、「何次選考を通った」という結果を自分のモチベーションに繋げていましたね。

――お仕事をされていると伺いましたが、どんな風に仕事と執筆活動を両立されているのでしょうか?

私の場合、定時上がりの仕事なので、仕事を終えて帰宅して、食事と入浴を済ませたら、そこで会社員としての一日は終了。そこから頭を切り替えて、執筆作業に取りかかるというルーティンを作っています。

公募に挑戦し始めてからは、量を書く力をつけたくて、「一日に何千字書く」というノルマを自分に課していました。そこから作品が仕上がるタイミングを逆算して、それに合わせて応募先を決めていきましたね。

書いては出す、書いては出すというラリースタイルは正直かなりキツくて、Twitterで同じように公募に挑戦している人を探したり、その人が「今日は何千字書きました」って呟いているのを見て、気持ちを奮い立たせたり……。

一度書くのをやめるともう書けなくなってしまう気がしましたし、仮にひとつの公募に落選しても、書き続けていれば「次の応募先がある」ことをよりどころに、落ち込みすぎず切り換えられますから。自分のモチベーションを維持するために執筆を続けていたと言えるかもしれません。

ただ、そんなラリースタイルでやっていたせいで、『双蛇に嫁す』は書き上げてからの推敲期間が10日ほどしか取れず……。これは自分が最初の原稿を仕上げるのに手こずったせいで予定が後ろ倒しになってしまったという反省点なんですが、当時は自分で決めたスケジュール通りに応募して次へ行きたかったので、とにかく予定通りに応募することを最優先にしてしまいました。

――書く力をつけるために取り組んだことはありますか?

執筆を始めた当初は村上春樹や夏目漱石といった、自分の好きな作家の小説をひたすら書き写していました。

それは単純にその物語が好きで写していた面もあるんですが、写すことで文章のリズム感を掴めるかなと思ったので。今でも、好きだなと思った文章の書き写しは続けています。それから、リズム感を確かめるために自分が書いた文章を音読する。これは「音読した時に読みやすい文章が、黙読でも読みやすい」と聞いたことがあるからです。

あとは、自分の好きな漫画を勝手にノベライズする。もちろん、どこに発表するわけでもないのですが……二次創作ではなく、漫画の筋を忠実に追って文章化することで、絵で表現されているものを自分の言葉で表現する訓練をしました。

こうやってお話ししていると、自分は「書く」ことが好きで、書く行為そのものに対していろいろ取り組んできたなと実感します。でも、執筆のためにパソコンの前に座るまでには、なぜか時間がかかるんですよね……。

――受賞作『双蛇に嫁す』は、どんなきっかけで生まれた作品なのですか?

まず「ノベル大賞へ応募する」と決めたことが出発点です。そして、応募作品は「現代の少女小説」としてのファンタジーを書きたいなと。

ファンタジーは、完全な創作だからこそ設定の辻褄を合わせる難しさはありますが、それも含めて設定を自由に考えられる楽しさもあると思っています。

次に、自分が書いてみたい要素を色々上げていって、実際に何を取り入れるか考えました。その時点で「中華」「双子」という要素が決まっていきましたが、大好きな作品のひとつである『十二国記』の影響も大きかったかもしれません。

自分の中では「とにかく派手な設定にしよう」と思って、「双子に双子が嫁ぐ」という設定を決めたのですが、選考委員の似鳥鶏先生からは「近代以前の史実では『悪いこと』として取り扱われる双子が逆に尊ばれる設定が面白い」と評価をいただいて、嬉しかったです。

――「少女小説」というと、キラキラしたイメージも強いように思いますが、『双蛇に嫁す』は、かなり骨太な物語ですね。

私の中にある少女小説の少女のイメージは「愛される少女」ではなく「試される少女」なんです。近年は溺愛系の少女小説がメジャーですが、私はダイナミックな大河ストーリーが書きたくて。キャラクター造形については、主人公のシリンは自分の中にある「少女小説の主人公」をそのまま形にしたキャラクターでした。

一方で姉のナフィーサは、シリンと対照的なキャラになるよう意識しました。ただ、中華風ファンタジーということで、いざ書き始めると「自分が見たことのない場所を書く」ことの難しさを痛感しました。

誰も行ったことがない架空の中華世界をどう表現したら、読者にそのシーンを想像してもらえるのか……「中華風の少女小説」に憧れて書き始めたはいいものの、本当に難しかったです。それを完成させられたのは、とにかく「書き始めたからには書き上げなくては」の一心でした。

――ノベル大賞は、受賞作の文庫化が確約されています。受賞後、文庫化に向けての作業はいかがでしたか?

選考委員の先生方からもご指摘をいただいたのですが、応募作は前半と後半がうまく繋がっていなかったので、担当編集さんと相談をしながら、後半を中心に大幅に手を入れました。

体感的には6~7割はやりなおした感覚ですね。選評で指摘を受けたのは「本当にその通りだ!」と感じるところばかりだったので、まず「ちゃんと書けていなかったそれまでの自分」と向き合うところからのスタートでした。

公募時代は執筆といえば一人でひたすら書いて、誰かの意見をもらうということがなかったのですが、受賞してからは、担当編集さんと相談しながらの改稿作業になります。自分一人で考えていると見落としてしまうことを指摘してもらったり、自分では思いつかないアイデアをもらえることはありがたかったですし、改稿を通して本当の意味で作品をブラッシュアップできている実感がありました。

タイトルに関しては、原題の『双蛇に嫁す』がいい、と担当さんに言っていただけて、でも受賞を知った知人から「あやかし系の物語?」と言われたこともあり、担当さんと相談をして、もう少し物語の内容を想像できるようなサブタイトルを新たにつけました。

――改稿のためにご自身で取り組まれたことはありますか?

受賞後、改めて中国史について真剣に勉強しました。応募作は、正直知識不足なまま書いてしまったと思います。中華風のお話が好きで、そういう創作物はたくさん読んできたけれど、史実に基づく知識が圧倒的に不足していました。

架空の設定だからといって、想像だけで書いていては説得力が足りない。現実の歴史にも登場するような要素を作中に取り入れる時に、その要素にまつわる由来や背景を知らなければ、雰囲気だけそれっぽく装ったちぐはぐなつぎはぎのものになってしまう。

選評を読んで「これではいけない」と気づかされ、受賞後はとにかくたくさん本を読んで勉強しました。既存の小説も参考にしましたが、研究書や史書、資料類から得たものが大きいと感じています。そして、ちょっと勉強してみると、自分が全然ものを知らないことがわかってきてさらに恐ろしくなるという……。

おかげで改稿時は、史実を踏まえながら書くことができました。同時に「知らないと書けない」ことはものすごく多いのだと痛感しました。

――改稿作業を振り返ってみて、どんなことが印象に残っていますか?

改稿作業は2022年の10月から始めて、最終的に今年の1月までかかりました。辛かったけれど、楽しかったし面白かった。自分が創作したキャラについて、担当さんから自分も知らなかった人物像を考察してもらえたことに、大きな驚きと楽しさがありました。

それから、田村由美先生にカバーイラストを描いていただけたことが本当に嬉しくて……! 原稿を実際に読んでいただき、イラストにも小説内の描写を細かく反映していただいていて。

完成した表紙を初めて見た時は、描かれたシリンをじっと見ているうちに泣いてしまいました。ずっと文章で描写してきたシリンでしたが、田村先生のイラストを見て、初めて彼女に会えたような気がしました。

自分の中では未だに実感が湧かないぐらいなんですが、まもなく文庫が書店に並ぶことを思うと、すごく楽しみで、同時に緊張しています。そして、改稿を経て完成した文庫『双蛇に嫁す 濫国後宮華燭抄』を、お忙しいとは思いますが、カズレーザーさんにも読んでいただけたら、こんなに嬉しいことはありません。

――今後はどんな作品を生み出していきたいですか。そして、いよいよプロとしての第一歩を踏み出す今、氏家さんにとって「書く」ことの意味は?

今後はとにかくいろんな作品に挑戦してみたいと思いますが、これまで『双蛇に嫁す』を含め、自分とは完全に切り離した作品を書くことが多かったので、もう少し自分に近い、自分が実感をもって語れる物語を書いてみたいです。

とはいえ、次回作の構想はまだこれからですので、担当さんと相談して、読者の読みたいものと自分が書きたいものを両立できるよう考えていきたいです。

今回、『双蛇に嫁す』が受賞し文庫化されるチャンスをいただいて、改稿を通して、プロとして書くために必要な様々なことを学びました。公募時代はとにかくたくさん書くことを最優先していましたが、今後はそれだけではだめだなと。改稿作業で得た学びを生かして、作品の質を強化していきたと思っています。

私は、書くことが好きです。書いている最中はキツくて苦しいことも多いんですが、でも何のために書くかというと、やっぱり「楽しいから」。自分でも矛盾しているなと思いますが――。

子供の頃から人見知りで、人とリアルなのコミュニケーションが苦手だった自分にとっては、創作物を読むことが日々を生きる原動力ですし、自分は物語に対して恩があると感じています。そんな物語に対して、自分が語り手になることで、少しでも恩返しがしていけたら嬉しいです。

『双蛇に嫁す 濫国後宮華燭抄』

著者:氏家仮名子 装画:田村由美

2023年2月16日発売

814円(税込)

文庫判 336ページ

ISBN:

978-4-08-680492-9

2022年集英社ノベル大賞〈カズレーザー賞〉受賞!
皇帝と妃、双子同士の結婚。圧倒的スケールで描かれる、激動の中華王朝婚姻劇!!

草原の民アルタナの娘、シリンとナフィーサ。異母姉妹ながら共に育ち、容姿も双子のように瓜二つの2人だが、シリンは活発で弓と騎馬が得意、ナフィーサは気が優しく刺繍と料理を愛する。ある日、族長である父はシリンとナフィーサを本当の双子に仕立て上げ、南方の大国・濫に輿入れさせることを告げる。濫国は双子信仰が盛んであり、折しも現在の皇帝も双子だった。その彼らが、双子の娘を後宮に探し求めているというのである。
草原の和平のためアルタナを離れ長い旅の末、濫国の王城・永寧宮にたどり着いた偽りの双子姫。シリンは弟帝の暁慶の後宮に迎え入れられ、「杏妃」なる名を与えられるが、初夜の床にて「未来永劫、お前を抱くつもりはない」と言い放たれてしまう。故郷の花嫁衣装も、名前も、全てを奪われ、体を繋がぬまま濫の妃となったシリンの運命は、やがて濫国とアルタナを巡る、大いなる時代の奔流に呑み込まれていく――。

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