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永瀬廉、高橋恭平、目黒蓮、ジェシー、西畑大吾も…見逃し厳禁! 2023年ジャニーズ出演映画カレンダー【上半期】

集英社オンライン / 2023年2月11日 18時1分

2023年もジャニーズアイドルが出演する映画が続々公開予定。現段階で発表されている上半期の作品を徹底解説する。(2023年2月10日時点)

【1月】

公開中
『レジェンド&バタフライ』(2023) 上映時間:2時間48分/日本

配給:東映
©2023「THE LEGEND & BUTTERFLY」製作委員会

木村拓哉の東映映画初出演作で、製作費20億円のビッグプロジェクト。戦乱の世を舞台に、織田信長(木村拓哉)と濃姫(綾瀬はるか)のラブストーリーを軸に、天下統一から本能寺の変までを描く。演出は『るろうに剣心』シリーズの大友啓史監督。

やはり注目は、映画のスケールに負けない存在感を放つ木村拓哉の信長。『武士の一分』(2006)、『無限の住人』(2017)と時代劇に挑戦してきた経験も活かしたうえで、本作では戦国時代のスーパースター・信長の生まれ変わりじゃないかと思うほどドンピシャのハマり役を熱演! アイドルからスーパースターへと華やかにキャリアを築いてきた、木村拓哉の集大成とも言える大作だ。



『レジェンド&バタフライ』公式サイト:https://legend-butterfly.com


公開中
『そして僕は途方に暮れる』(2022) 上映時間:2時間2分/日本

配給:ハピネットファトム・スタジオ
©️2022映画『そして僕は途方に暮れる』製作委員会

Kis-My-Ft2の藤ヶ谷太輔の主演作。3年前に出演した舞台劇の映画化で、藤ヶ谷が演じるのは、自堕落なフリーターでバツが悪くなると逃げ出すズルイ男・裕一。恋人や親友など、いろいろな人に世話になりながらも、結局逃げ出してしまう情けない男の行く末を描いたロードムービーだ。

演出は舞台と同じ三浦大輔監督。完璧主義の三浦監督のもと、撮影ではかなり追い込まれたそうだが、見事な逃げっぷりで裕一の揺れる心情を演じ切っている。

共演は、前田敦子、中尾明慶、原田美枝子、豊川悦司ほか。藤ヶ谷にとっては2016年の主演映画『MARS〜ただ、君を愛してる〜』(2016)以来の映画作品。本作での好演で、今後ますます映画出演が増えそうだ。

『そして僕は途方に暮れる』公式サイト:https://happinet-phantom.com/soshiboku/

【2月】

公開中
『#マンホール』(2023) 上映時間:1時間39分/日本

配給:ギャガ
©️2023 Gaga Corporation/J Storm Inc.

Hey! Say! JUMPの中島裕翔が主演するのは、異色のワンシチュエーション・サスペンス。イケメンでエリートというハイスペック男・川村俊介(中島裕翔)は、結婚前夜に酩酊し、マンホールの穴に落下してしまう。深夜、穴の中で目覚めた彼は足を負傷し身動きが取れない。SNSを駆使してなんとか脱出を試みるものの、結婚式のタイムリミットが迫っていた!

ほぼマンホールの穴の中で展開する物語ゆえに、中島は泥だらけになり心身ともに大変な撮影だったそう。主人公を救出するために動く元カノを演じるのは奈緒、同僚を演じるのは永山絢斗。中島にとって映画出演は2017年公開の『僕らのごはんは明日で待ってる』(2016)以来で3作目。演出は『武曲 MUKOKU』(2017)などの熊切和嘉監督が務める。

『#マンホール』公式サイト:https://gaga.ne.jp/manhole/


2月17日公開
『シャイロックの子供たち』(2023) 上映時間:2時間1分/日本

配給:松竹
©️2023映画『シャイロックの子供たち』製作委員会

©️2023映画『シャイロックの子供たち』製作委員会

池井戸潤の同名小説を阿部サダヲ主演で映画化。都市銀行の支店で起こった現金紛失事件をめぐり、銀行員たちが真相を究明するために動き出す……という物語。

2019年に公開された『パラレルワールド・ラブストーリー』以来の映画出演となるKis-My-Ft2の玉森裕太が演じるのは、営業課の北川(上戸彩)の後輩で、お客様二課に所属する銀行員の田端洋司役。事件の発端となるキャラクターで、真相を探るためにまっすぐ突き進む、何事にも一生懸命な青年がハマり役。

個性的なキャラクターに囲まれながら、かわいらしさと真面目さが同居した役を爽やかに演じ、本作の癒しの存在になっている。

『シャイロックの子供たち』公式サイト:https://movies.shochiku.co.jp/shylock-movie/


2月23日公開
『湯道』(2023) 上映時間:2時間6分/日本

配給:東宝
©️2023 映画「湯道」製作委員会

©️2023 映画「湯道」製作委員会

ジャニーズの中でも俳優として独自の路線をひた走る生田斗真の主演作は、『おくりびと』(2008)の小山薫堂が企画・脚本を担当した、銭湯を営む家族のヒューマンコメディ。

生田が演じるのは、銭湯「まるきん温泉」の長男・史朗。後継ぎを次男の悟朗(濱田岳)に押し付けたことから生まれた兄弟の確執、銭湯の存続など家族の問題を描きつつ、銭湯に集まってくる商店街の人々の温かさに心がほっこりする作品だ。

前半は自分勝手でイキった感じを出している史朗だが、後半は銭湯を手伝ううちに、「まるきん温泉」や弟への気持ちにだんだんと変化が現れる……。そんな魅力的なキャラクターをユーモラスに演じ、ジャニーズ俳優のエースとして安定の演技力を存分に発揮している。

『湯道』公式サイト:https://yudo-movie.jp/

【3月】

3月3日公開
『ドラえもん のび太と空の理想郷(ユートピア)』(2023) 上映時間:1時間47分/日本

配給:東宝
©️藤子プロ・小学館・テレビ朝日・シンエイ・ADK 2023

映画『ドラえもん』シリーズの最新作で声優に初挑戦するのはKing&Princeの永瀬廉。なんでも叶う夢のような楽園「パラダピア」に向かったドラえもんとのび太。そこで彼らが出会うのが、パーフェクトネコ型ロボット・ソーニャ。この声を演じているのが永瀬廉だ。

ずっと声優に挑戦したかったという永瀬の念願が叶ったわけだが、声優デビューが人気アニメ映画『ドラえもん』シリーズの最新作と聞いたときは驚き、「えー!」と大きな声を発してしまったそう。物語のキーパーソンで出番も多く、声優初挑戦とは思えない巧みな演技で映画を盛り上げている。

『弱虫ペダル』(2020)で日本アカデミー賞優秀新人賞を受賞した永瀬。声優の仕事にも挑戦し、着実に芝居のキャリアを重ねているようだ。

『ドラえもん のび太と空の理想郷(ユートピア)』公式サイト:https://doraeiga.com/2023/


3月3日公開
『なのに、千輝くんが甘すぎる。』(2023)日本

配給:松竹
©️2023「なのに、千輝くんが⽢すぎる。」製作委員会 ©️亜南くじら/講談社

なにわ男子・高橋恭平の映画単独初主演作は、月刊『デザート』(講談社)で連載している人気漫画の実写化。好きな男子に告白して振られて落ち込んでいる真綾(畑芽育)に対し、千輝(高橋恭平)が「俺と片想いごっこしない?」と提案したことから始まるラブストーリー。他の女子には塩対応なのに、真綾にだけは優しい千輝の甘々なセリフの数々にキュン死する女子が続出しそう。

少女漫画原作の映画に出ることが夢だったという高橋。クールな雰囲気ながら真綾にだけ見せる笑顔、そのギャップがチャーミング。映画『メタモルフォーゼの縁側』(2022)では助演として作品を支えた高橋の、俳優としてのステップアップに出会える作品だ。

『なのに、千輝くんが甘すぎる。』公式サイト:https://movies.shochiku.co.jp/chigirakun-movie/


3月17日公開
『わたしの幸せな結婚』(2023)上映時間:1時間55分/日本

配給:東宝
©️2023映画「わたしの幸せな結婚」製作委員会

©️2023映画「わたしの幸せな結婚」製作委員会

コミック、小説で累計550万部を突破した原作を実写映画化。ドラマ『Silent』(2022)の大ヒットが記憶に新しいSnow Manの目黒蓮が本作で映画単独初主演を飾る。

明治・大正期を彷彿とさせる架空の世界が舞台で、主役は政略結婚で結ばれた久堂清霞(目黒蓮)と名家の長女・斎森美世(今田美桜)。冷酷無比と言われ何人もの婚約者が逃げ出したと噂の清霞だったが、共に孤独を抱えるふたりは、次第に惹かれあっていくことに。

『月の満ち欠け』(2022)で日本アカデミー賞優秀新人賞を受賞した目黒は、もはやスーパースターの貫禄十分。ブロンドのロングヘアをなびかせる美しい姿をスクリーンでぜひ拝んでいただきたい! ちなみに、なにわ男子の大西流星、IMPACTorsの佐藤新も出演している。

『わたしの幸せな結婚』公式サイト:https://watakon-movie.jp


3月24日公開
『雑魚どもよ、大志を抱け!』(2022)上映時間:2時間25分/日本

配給:東映ビデオ
©️2022『雑魚どもよ、大志を抱け!』製作委員会

©️2022『雑魚どもよ、大志を抱け!』製作委員会

映画監督、脚本家、小説家として活躍する足立紳が手掛ける本作で主役に抜擢されたのは、関西ジャニーズJr.「Boys be」のメンバー、池川侑希弥。映画初出演で主役をゲットした池川が演じるのは、弱虫な自分を変えたいともがく勉強嫌いの高崎瞬。

友達との楽しい時間、新しい仲間、不良との諍い、いざというときに逃げてしまう弱虫な自分……。昭和の末期を舞台に、瞬の楽しくてちょっぴり苦い体験を描いた青春映画。

瞬のお母さん役は臼田あさ美、お父さん役は浜野謙太ほか、永瀬正敏などベテランの演技派が脇を固めているのも必見。

『雑魚どもよ、大志を抱け!』公式サイト:https://zakodomoyo-movie.jp


3月31日公開
『映画 ネメシス 黄金螺旋の謎』(2023)上映時間:1時間39分/日本

配給:ワーナー・ブラザース映画
©2023映画「ネメシス」製作委員会

2021年に話題を博したドラマ『ネメシス』が、映画になってカムバック。「探偵事務所ネメシス」に続々やってくる依頼人の案件を推理し、解決に導いてきた風真尚希(櫻井翔)、美神アンナ(広瀬すず)、栗田一秋(江口洋介)。

映画版ではペット誘拐と殺人事件が巧妙に絡み、事件を解決することが死へのカウントダウンになるという展開。人望はあるけど、ポンコツな探偵という風真に再び会えるという喜びと共に、映画出演は2018年の『ラプラスの魔女』以来となる櫻井翔を、久々に大スクリーンで拝めることも眼福! 本作では体を張った大アクションにも挑戦している。
ドラマ版に引き続き、職人気質の道具屋・星憲章役として、KAT-TUNの上田竜也も出演している。

『映画 ネメシス 黄金螺旋の謎』公式サイト:https://wwws.warnerbros.co.jp/nemesis-movie/

【4月】

4月21日公開
『ヴィレッジ』(2023)日本

配給:KADOKAWA/スターサンズ
©️2023「ヴィレッジ」製作委員会

『余命10年』(2021)など次々と話題作を発表している藤井道人監督の最新作。主演は横浜流星。ほかに、古田新太、黒木華、中村獅童など実力派の俳優が出演する中、HiHi Jetsの作間龍斗が、黒木華の弟役で出演。

とある日本の集落「霞門村(かもんむら)」を舞台に、きれいごとだけでは生きていけない、人間の生々しい姿を描いたサスペンス映画。環境問題、格差社会など社会構造の仕組みを背景に歪んでいく男を演じる横浜流星に、作間がどのように絡んでいくのかに注目だ。

2021年の『ひらいて』に続き、キラキラのアイドル映画とは一線を画す作品へ出演が続く作間。彼の役者道の方向性を決定する作品になるかもしれない。

『ヴィレッジ』公式サイト:https://village-movie.jp


4月28日公開
『劇場版TOKYO MER 〜走る緊急救命室〜』(2023)日本

配給:東宝
©2023劇場版『TOKYO MER』製作委員会

TBS 日曜劇場『TOKYO MER〜走る緊急救命室〜』(2021)の劇場版にSix STONESのジェシーが出演。主演の鈴木亮平、賀来賢人、菜々緒、中条あやみらMERチームに仲間入りする。

劇場版では、横浜の高層ビルが舞台。大火災が起こり、MERが出動するもののYOKOHAMA MERと対立してしまうという物語。死者を出さないことが使命のTOKYO MERに大ピンチが訪れる。

ジェシーが演じるのは研修医の潮見知広役。緊張感ある医療現場に身をすくませながらも、医師として成長していくという役柄だ。このドラマのために筋力アップさせるなど、役作りを万全に整えて臨んだジェシーの活躍に期待したい。

『劇場版TOKYO MER〜走る緊急救命室〜』公式サイト:https://tokyomer-movie.jp

【5月】

5月12日公開
『おとななじみ』(2023)上映時間:1時間53分/日本

配給:東映
©中原アヤ/集英社 ©2023「おとななじみ」製作委員会

ラブコメの名手と言われる中原アヤの同名コミック『おとななじみ』(集英社)の実写映画化。幼なじみ同士の不器用すぎる恋愛をコミカルに描いた本作で映画初主演を務めるのは、HiHi Jetsの井上瑞稀。素直で純粋な性格ながら、恋愛下手すぎて残念男子になってしまった青山春(通称ハル)を演じる。

20年以上の幼なじみで、もはや恋愛の兆しはないように見えたハルと楓(久間田琳加)。しかし、楓に恋する男子が現れて事態は急展開していく……。恋愛に対してかなりポンコツなハルは、天然キャラとして愛される井上瑞稀らしさを発揮できそうな予感だ。

『おとななじみ』公式サイト:https://otonanajimi-movie.jp


5月19日公開
『最後まで行く』(2023)日本

配給:東宝
© 2023 映画「最後まで行く」製作委員会

2014年公開の韓国映画『最後まで行く』の日本版リメイク。主演は岡田准一、共演に綾野剛という豪華キャスト。

刑事の工藤(岡田准一)は、危篤の母のもとに車で向かう途中、ある男を撥ねてしまう。その遺体を車のトランクに隠した彼はそのまま立ち去るが、突然「お前は人を殺した」とメールが! ひとつの事故を発端に極限まで追い詰められていく刑事の姿を描いたクライムサスペンス。

監督と脚本は藤井道人。今や、日本を代表する俳優・岡田准一の最新作、期待しかない。

『最後まで行く』公式サイト:https://saigomadeiku-movie.jp

【6月】

6月16日公開
『忌怪島/きかいじま』(2023)日本

©️2023「忌怪島/きかいじま」製作委員会

『呪怨』(2002)や『犬鳴村』(2019)など、ホラー映画の名手として知られる清水崇監督の新作に出演するのは、なにわ男子の西畑大吾。閉ざされた南の島を舞台に、次々と降りかかる不可解な死と謎を解き明かそうと奔走する、天才脳科学者・片岡友彦役を演じる。

自称「ビビり」で、ホラー映画が苦手だったという西畑だが、NHK連続テレビ小説『ごちそうさん』(2014)、『あさが来た』(2016)、映画『PとJK』(2017)、『KAPPEI カッペイ』(2022)など、多くの作品でキャリアを積んできた演技派。科学で証明できることしか信じないクールな天才役を、ホラー映画の中でどう演じるのかに期待が高まる。

『忌怪島/きかいじま』公式サイト:https://kikaijima-movie2023.jp


文/斎藤香

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