国土地理院のデータをもとに山容を正確にかたどった「山菓子」。
そのリアルさゆえ、普段見上げている山を上空から見下ろしているような気分を味わえ、さらにそれらを食べられるというから不思議な体験である。
加えて、きらびやかなパッケージに収められたその姿はまるで箱庭のようだ。
残雪の春の富士山に、冠雪した冬の利尻山(北海道)、新芽がおおう晩春の大室山(静岡県)というように、それぞれの山菓子には季節も表現している。
山肌はチョコレートでできており、内部はガナッシュ、ケーキ、果実やナッツなどが地層のように重なる。それぞれの地方ゆかりの食材も織り交ぜるというこだわりようだ。