もともと「ジモティー」は、住む地域が近いユーザー同士で不要になった品物を譲り合うことができるサービスとしてスタート。家具や衣服、中古車まで取引できるなど、品物の範囲は広いが、なんとここではマンションやアパートといった賃貸物件まで紹介されているのだ。
実際にジモティーで賃貸物件を検索してみると、“初期費用0円対応可能”、“仲介手数料なし”といった文言が目立つことに気づく。また、一般的な大手不動産物件サイトに比べて、貸主側から課せられる条件がかなり緩いようにも感じる。そういった背景から、ジモティーを通して賃貸物件を借りる人が増えているというのだ。
「全体的に賃料は相場より少し安めな印象です。こうした予算のアドバンテージを求めて、ここ5、6年ほどで、ジモティーを通じて賃貸物件を探す方は増えたように思えます。特に郊外や地方の物件の供給が伸びてきたこともあって、若者を中心に浸透してきていますね」(ルームキューブ代表・榎本敦史氏、以下「」同じ)