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ヤクザと渡りあうなら「一に勇気、二に度胸、三に覚悟」。ついに雌雄を決する“バン仲村vs瓜田純士”。因縁の一戦に賭ける、仲村のアツい想い〈BreakingDown 7〉

集英社オンライン / 2023年2月18日 12時1分

2月19日に幕張メッセで開催される『BreakingDown 7』。過去の因縁を経て、遂に瓜田純士と拳を交える時を迎えたバン仲村。注目を集めるこの戦いで、彼は何を見せるのか。戦いの先で、彼はどこへ向かうのか。本人の口から、余すところなく語ってもらった。

「この運営と代表のYUGOをぶっ潰してやろう」

――『BreakingDown 5』の試合が決定したはずだったのに、運営側からの連絡がなかった、と。

オーディションで飯田(将成)さんと連絡先を交換していたから、様子を探ってみたら、「運営側の担当者が決まって、これから煽り動画の撮影に入ります」と。



でも僕には何の連絡もなくて、メールしても返答がない。そこで「純士じゃなくて、この運営と代表のYUGOをぶっ潰してやろう」という方向に切り替えました(笑)。

今度は青いスーツで『BreakingDown 6』のオーディションに臨んだら、「あんたでもいいよ」ってワードがひたすらバズって。そのオーディションから、純士も「バン仲村に関わった方がいい、旨味がある」という方向に切り替わって、俺と対戦したがっていた。

でも僕としてはYUGOさん一択だったから、「純士、申し訳ないけど次で」と。

――前回で瓜田さんと戦っていた可能性もあったのですね。

そういう流れで、今回の『BreakingDown 7』で純士と戦うことが決まった。短い期間だけどトントン拍子で、目標に定めたことは全部成し遂げてきているから、我ながら「チャンスを掴み取るパワーがハンパないな」と(笑)。

今となっては、純士との過去に対するモヤモヤも、ちょっと清算されてきて、むしろちょっと愛おしいくらいで。「また仲良くできるんじゃねえか。YouTubeでコラボとかやったら面白いだろうな、世の中のみんなが喜んでくれるならやりたいな」と思っていますね。

「一に勇気、二に度胸、三に覚悟」

――お二人のコラボ動画はバズりそうです。ちなみに、バンさんのワードセンスや振る舞いは、本や映画などの影響が大きいのでしょうか?

本からの影響もありますけど、やっぱり経験からですね。風俗を経営していた時にも、僕はヤクザと対立していたほうで、“そういう勢力に関わらない”ことを徹底してきた。

当時の掛け合いで「攫うぞ。潰すぞ。殺すぞ」っていっぱい言われてきた訳だから、オーディションの人たちなんて、可愛いもん。喋りだけで人の心をぶん殴れる自信が、僕にはあるんで。

――生まれ持った才能と、それだけの経験があるのですね。

それもあるし、度胸もある。「一に勇気、二に度胸、三に覚悟」なんていう言葉をよく言うんですけど、その気持ちで何とかここまで成り上がって来た。

今ではオーディションでも注目していただくし、“戦えば意外と強い”ことも、みなさんにわかっていただき始めている。

あとは、ダンサーじゃないのにダンスも上手いし、歌手じゃないのに、出した曲がオリコン1位、iTunesストア1位ですからね(笑)。「演じろ」と言われれば、俳優も演じるし。

――俳優業にも進出されるのですか?

ドラマとかは出ていないんですけど、僕が代表を務める『ケンカバトルロワイヤル』は、リアル版カイジ(『賭博黙示録カイジ』講談社)というコンセプトで格闘技をやっていて。その動画の中で、カイジの利根川や兵藤のような役割を、僕が偉そうに演じているんです。

これから先どこを目指していく、という話では、ビートたけしさんみたいになりたい。彼や石橋貴明さん、所ジョージさん、ヒロミさんのような、辛口なコメントはするけど、ハートフルで、自ら演者として汚れ仕事もする存在。

そういう存在を目指していきたいし、なおかつ周りから望まれていると、自分の肌で感じている。実際僕の冠番組みたいな話もいただいていて。

――それはYouTubeでの番組ですか?

YouTubeだけじゃなくて、九州の地上波番組やABEMAさんとも話をしていて。これからは、自分のそういう部分をどんどん形にして、表に出していこうかと。もう45歳なんで、“戦う”だけだと限界があるから。

ビートたけしさんとか石橋さんとか、そういう古き良き人たちが、キラキラしていた時代があったじゃないですか。僕と同世代の人が見て「なんか懐かしいな」って言ってくれる役割になりたいな、と思っています。

「あの時、もし一言謝れたら…」

――瓜田純士さんとの一戦に向けて、どんな想いを抱いていますか?

この歳になって、人生の後半戦に入っている自分と向き合った時に、「謝りたい」という気持ちがあって。今回純士と戦う上でも、あの時、アイツには酒しか逃げる場所がなくて、僕にもうちょっと余裕があればもっとよかったな、という気持ちはやっぱり伝えたい。

誰にでも「あの時もし一言謝れたら、あんな風にならなかった」って後悔する経験があると思うんですよ。男女関係でも家族でも、兄弟や親友でも。「もう縁が切れちゃったけど、できれば仲直りしたい」という存在がいるじゃないですか。

お金とか名誉とかよりも、「そういうモヤモヤを持ったまま、墓場まで行きたくないな」と思うようになって。もちろん過去には戻れないんだけど、「気持ちは過去に遡って謝ってもいいじゃねえか」と。

――そういう仲直りができるのは素敵なことですよね。

純士以外にもそういう人がいるから、それを清算したい。
「ごめんね」と伝えて、「いいよいいよ」とお互いに言い合えて、ちゃんちゃん、みたいな。言葉では簡単だけど、その“ちゃんちゃん”をできない人が多いと思うんですよ。だから今回は、純士との戦いでそういう部分もみんなに見せたい。

そろそろ、戦うのはやめたいんですけどね(笑)。でも、僕が戦うとなぜかYouTubeは100万回再生以上になっちゃうんです。僕が戦うところ、観たいですか?

「いつバンされてもいい」

――バンさんの戦う姿は、胸にグッとくるものがあります。

YUGOさんとの試合の後は、感極まって僕自身が泣いちゃいましたけどね(笑)。でも、僕が戦うと、「きっと俺もまだまだできる」というDMを40~50代の人たちがいっぱい送ってくれるんです。

僕は格闘家ではないけど、「絶賛中年のおっちゃんが頑張ってます!」という意味で、何かしらみんなに届けばいいな、と。

僕のアンチってあんまりいなくて、むしろ信者が多いんです(笑)。YouTubeのコメント欄を見て貰えばわかると思うけど、みんなアツい。ただ再生数が多ければいい、ということではなくて、みんなからのアツいコメントの一つ一つが、本当にありがたい。

――なるほど。

心に雨や雪が降っている人が多いから、みんなが少しでも笑顔になれれば、なおいい。コロナ禍も長引く中で、「明日どうしよう。クローゼットで首を吊ろうかな…」と困っている人は僕も周りにもいるし、それで亡くなった方も実際に見ている。そういう人たちへの応援も含めて、もうちょっと頑張りたい。

明後日からは、大阪のホストクラブに行きますからね。青汁王子とハルキカイ君の大阪のホストイベントにゲストで出るんですけど、僕は別にホストをやりたいわけじゃない(笑)。

でも望んでくれること自体が、ありがたいじゃないですか。踊れって言われれば踊るし、落とし穴にも落ちる。ブランディングとか自分のプライドとか、そんなのは全くない。

――素敵な姿勢だと思います。

あとは、名前の通り、いつ“バン”されてもいい。僕への需要がなくなる気配を感じたら、この業界からはさっと身を引いちゃおうかな、と。生活は他の仕事で十分に成り立つし、お金もないわけじゃないんで。

どうせやるならやり切って、「ありがとうございました」と潔く去ろうかな、と。

――まだまだご活躍される姿を見たいです。

“スペシャルじゃない人間が、スペシャルを超えることがある”という僕の理論が昔からあって。僕は歌手じゃないし、サッカー選手にもなれなかった。

でも、スペシャルじゃない人間が、あらゆることをひたすら必死にやれば、スペシャルを超えることもある。

これまで自分がやってきた全てが今に繋がっているからこそ、本当にそう感じていて。これからもこのまま行きたい。

僕が戦ったり踊ったり、いろんなことを必死にやっている、その姿を観たみんなが「バンちゃんもやってるじゃん、俺も頑張る」って、勇気を与えられたらいいな。

取材・文/佐藤麻水
撮影/浅井裕也

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