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祝・第9部『The JOJOLands』連載開始ッ!! これを読めばすべてがわかる『ジョジョの奇妙な冒険』、シリーズ解説【美麗イラスト多数】

集英社オンライン / 2023年2月17日 0時1分

『ジョジョの奇妙な冒険』シリーズ最新作となる第9部『The JOJOLands』の連載がいよいよスタート。新連載の開幕というこのタイミングに、改めて『ジョジョの奇妙な冒険』という作品の魅力と、歴代シリーズの物語を振り返ってみよう。

人間讃歌は「勇気」の讃歌ッ!! 人間のすばらしさを描き続ける大長編

第1部『ファントムブラッド』のジョナサン・ジョースターとディオ・ブランドーの出会い。すべてはここから始まった。「侵略者ディオの巻」 『ジョジョの奇妙な冒険』 1巻より

『ジョジョの奇妙な冒険』は「ジョジョ」というあだ名をもつ主人公が仲間と共に敵と戦う姿を描いた、荒木飛呂彦による冒険活劇。

1986年に「週刊少年ジャンプ」で連載を開始し、2005年からは「ウルトラジャンプ」へと掲載誌を移行。2023年2月現在、第1部『ファントムブラッド』から第8部『ジョジョリオン』の8つの物語が完結しており、アニメやドラマ、ゲームなどのメディアミックスも多数展開している大長編シリーズだ。



8つの作品にはそれぞれに繋がりがあるものの、舞台となる場所や時代はシリーズごとに異なっており、主人公も敵対する相手も違う新しい物語が展開される。

だが、どのシリーズにも共通するのは「人間讃歌」というテーマが描かれていること。強大な敵や逃れられない運命に直面したとき、人間誰しも心の中に「恐怖」が芽生えるものだ。だが本作のキャラクターたちは、到底勝てそうにない相手と対峙しようとも、どんなに過酷な未来が待ち受けていようとも、全力でそれに立ち向かっていく。

「恐怖」を乗り越え、立ち向かう「勇気」こそが人間のすばらしさであると、キャラクターたちの生き様が物語っているのだ。

個性豊かな「スタンド」の数々が手に汗握るバトルを演出

スタンドは第3部『スターダストクルセイダース』から登場。「炎の魔術師の巻」 『ジョジョの奇妙な冒険』 13巻より

もうひとつ、『ジョジョの奇妙な冒険』の大きな特徴といえるのが「幽波紋(スタンド)」という概念の存在である。

スタンドとは生命エネルギーが作り出すパワーある像(ヴィジョン)のこと。そのビジュアルや能力は人によって違っていて、近接パワー型や遠隔操作型などタイプはさまざま。一見戦闘向きではなさそうな能力も使い方次第では強力な武器となり、シンプルな力の競い合いだけでなく、心理戦としての面白さも演出している。

戦闘相手はもちろん、ときには読者までも欺くようなトリッキーなスタンドバトルも本作の見どころになっている。

ほかにも、大胆な色使いのカラーイラストや、スタイリッシュなポージング、思わず声に出してみたくなる独特の擬音など、印象的なポイントが実に盛りだくさん。

読む人が思い思いの視点で、好きなように作品世界を堪能できることこそが『ジョジョの奇妙な冒険』という作品の最大の魅力なのかもしれない。

では、ここからは歴代シリーズの物語を紹介していく。

第1部主人公 ジョナサン・ジョースタ

第2部主人公 ジョセフ・ジョースター

すべての原点となった第1部/石仮面のルーツに迫る第2部

第1部『ファントムブラッド』の舞台は1880年代のイギリス。貴族の息子、ジョナサン・ジョースターの前にディオ・ブランドーという少年が現れたところから物語は始まる。野心家のディオはジョースター家を乗っ取ろうと画策するが、ジョナサンは彼の企みを見抜き、計画を阻止。

するとディオは謎の古代遺物・石仮面の力で吸血鬼に変貌する。ジョナサンは、吸血鬼への対抗手段である「波紋」の呼吸を修得してディオに立ち向かう!

続く第2部『戦闘潮流』は、ジョナサンの孫、ジョセフ・ジョースターが主人公。ジョナサンとディオの戦いについて知らぬまま成長したジョセフは、1938年にイギリスからアメリカへと移住。時を同じくして、メキシコの奥地で大量の石仮面と謎の生命体「柱の男」が発見された。

その出来事をきっかけに石仮面の存在と自身の因縁を知ったジョセフは、祖父から受け継いだ波紋の力と持ち前の機転のよさを活かし、柱の男と戦う。

第3部主人公 空条承太郎

第4部主人公 東方仗助

「スタンド」が初登場した第3部/第4部は日本の地方都市が舞台

第3部『スターダストクルセイダース』の主人公はジョセフの孫、空条承太郎。1989年、ジョナサンとの戦いによって死んだと思われたDIOが、100年の眠りから復活。その影響により、承太郎やジョセフにはスタンド能力が発現した。だが、承太郎の母、ホリィはスタンドの力が暴走し、倒れてしまう。

母を救うためDIOを倒すことを決意した承太郎は、ジョセフや、志を同じくする仲間たちと共に、DIOが潜伏するエジプトを目指す!

地球半周の長旅が描かれた第3部から一転して、第4部『ダイヤモンドは砕けない』は日本の地方都市・杜王町という限られた場所が舞台。

高校生の東方仗助は、1999年のある日、空条承太郎から自分がジョセフの隠し子であることと、町に危険な存在が潜んでいることを聞かされる。スタンド能力を持つ仗助は、生まれ育った町を守るために立ち上がることを決心。仲間と共に数々の敵と戦う中で、仗助は町の裏に隠れる危険人物の影を掴む……!

第5部主人公 ジョルノ・ジョバァーナ

第6部主人公 空条徐倫

宿敵・DIOの息子と承太郎の娘がそれぞれ主人公を飾る第5部・第6部

第5部『黄金の風』の主人公であるジョルノ・ジョバァーナは、なんとDIOの息子。だが、彼はジョースター家の者が持つ“黄金の精神”を受け継いでいた。

物語の舞台は2001年のイタリア。ギャング・スターに憧れるジョルノはギャング組織「パッショーネ」に入団し、「ボス」を廃して組織を乗っ取ることを計画。その気高い精神で仲間を魅了し、協力者を増やしながら、深い闇の中に覆い隠されたボスの正体に迫っていく――。

2011年のアメリカを舞台にした第6部『ストーンオーシャン』は承太郎の娘・空条徐倫が主人公。冤罪で懲役15年の刑に処された徐倫は、フロリダにある「州立グリーン・ドルフィン・ストリート重警備刑務所」に収容される。

だが、それはDIOの遺志を継ぐ者が企てた罠だった……。刑務所の中で父の愛に気づいた徐倫は、敵の野望を阻止するため、そしてジョースター家とDIOの因縁に終止符を打つために戦うことを決意する。

第7部 ジョニィ・ジョースター(左)とジャイロ・ツェペリ(右)

第8部主人公 東方定助

新たな世界を舞台に描かれる第7部/第8部の舞台は再び杜王町へ!

第7部『スティール・ボール・ラン』は、これまでの6作とは異なる、新たな世界が舞台。1890年、アメリカ・サンディエゴからニューヨークまでを乗馬で駆け抜ける北米大陸横断レース「スティール・ボール・ラン」が開催される。

下半身不随の元ジョッキー、ジョニィ・ジョースターは、不思議な鉄球を操るジャイロ・ツェペリに興味を持ち、レースへの参加を決意。だが、このレースの裏には怪しい陰謀がうごめいていた……。

第8部『ジョジョリオン』は、第4部とは異なる世界の杜王町を舞台にした物語。2011年、震災後に地面が隆起した「壁の目」付近で、記憶喪失の全裸の男性を発見した女子大生の広瀬康穂。

彼女はその男性・定助の、記憶探しを手伝うことにする。その後、定助は杜王町の名家・東方家に引き取られることになるが、なおも記憶の手がかりはつかめない。情報を探し続けるうちに、定助と康穂はある謎の植物の存在を知る――。

そしていよいよ始まった第9部『The JOJOLands』は、ひとりの少年が、亜熱帯の島々で大富豪になっていく物語とリリースされている。

物語の舞台は、太平洋に浮かぶ火山の島、ハワイ諸島とのこと。その島に暮らす少年ジョディオ・ジョースターは「大富豪になる」という野望を胸に秘めていた。

そのヒントは、"この世の仕組み(メカニズム)の頂点に立つこと"!? そして、頂点に立つための手段に彼が選ぶのは……光と影が織りなす島々での予測不能の物語をぜひチェックしてみてほしい。

文/後藤悠里奈
漫画/©荒木飛呂彦 & LUCKY LAND COMMUNICATIONS/集英社

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ウルトラジャンプ

2/17発売

特別定価800円

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