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乃木坂46メンバーも戦慄…!「ベランダに侵入して下着を盗む」「同じマンションに住んで郵便物を盗む」「2年間欠かさず張り込み」アイドルたちを悩ませてきたストーカー行為の実態とは?

集英社オンライン / 2023年2月17日 20時29分

熱狂的ファンは、ともすればアイドルたちに恐怖を与える存在になる。乃木坂46が過度なつきまとい行為に対して“警告”をおこなったが、いったいそれはどのようなものだったのか? 関係者やファンコメントから、驚きの迷惑行為の数々が明らかにされる。

「厄介オタク」「ピンチケ」がおこなう恐るべしストーカー行為

「メンバーへのつきまとい行為厳禁のお願い」

人気アイドルグループ、乃木坂46の所属事務所が公式サイトにこのようなタイトルの投稿をおこなったのは2月14日のバレンタインデーのこと。

たび重なる注意喚起にもかかわらず、事務所周辺やライブ会場、リハーサルスタジオなどで待ち伏せ、メンバーに接触する「つきまとい行為」が後を絶たないため、「今後は当該行為について、発生次第直ちに警察に通報の上、関連法令に則り、然るべき対応を行う」とアナウンスした。


運営が発した警告文

ファンの応援あってこそのアイドル。所属事務所にすれば、できればファンに向けてこんな警告はしたくなかったはずだ。なのに、この厳しい宣告――。
事務所関係者が警告をおこなった経緯をこう明かす。

「一人二人ならまだしも、最近ではメンバーの最寄り駅や自宅などにもストーカーめいたファンが群れで押し寄せ、待ち伏せをするようになったんです。これ以上はメンバーの安全を確保できないと判断し、今後は警察への通報などを含め、厳格な対応をすることを宣言したというわけです」

女性アイドル業界ではこうした「つきまとい行為」を繰り返すファンを「厄介オタク」、「ピンチケ」と呼び、その対応に頭を悩ませているという。このような迷惑ファンの実態をアイドル業界に詳しいアイドル雑誌編集者がこう説明する。

※写真はイメージです。コメントとは関係ありません(『N46MODE』より)

「ピンチケとはAKB48の劇場で中高生向けに割引販売されている“ピンク色のチケット”の略称です。このチケットを買い求める若いファン層にトラブルを起こす人が多かったため、アイドル業界では迷惑ファンのことをピンチケと呼ぶようになりました。
私が実際に取材中に見聞きした“つきまとい行為”は、『自宅に何度も押しかける』『ベランダによじのぼって下着を盗む』『誕生日にケーキを持って待ち伏せをする』『同じマンションに住んで郵便物を盗む、自宅に転送させる』といったケースがありました。

こうしたファンが厄介なのは出禁などの対応措置をとると、さらにつきまとい行為がエスカレートすること。あまりにも執拗なので、最後は警察に頼るしかないのが実情です」

「坂道ファンには過激な追っかけが多い」

つきまといの被害を受けているのは乃木坂46だけではない。櫻坂46のスタッフがこう証言する。

「メディア露出の多い2期生の人気メンバーが自宅付近のコンビニでいきなり、ピンチケらしい男性から『カフェに行こう』と声をかけられ、怖くなって自宅に逃げ帰るということがありました。
また、モデルとしても活躍する人気メンバーは怪しい男に尾行され、自宅の写真までスマホで撮影されるという被害に遭っています。その時は彼女からのSOSで駆けつけたスタッフが男を詰問して身分確認を行い、写真も消去させたので事なきを得ました。

櫻坂46(『As you know?』より)

ただ、ライブ会場や事務所周辺ならまだしも、メンバーの生活圏でこうしたつきまとい行為をされると、スタッフとしても迅速な対応は難しい。仮にストーカーファンをメンバーが無下に扱うと逆上して危害を加える可能性もある。運営は危機感を強めています」

某写真誌のカメラマンもこう言う。

「アイドルの張り込みをしていると、やたらと追っかけの存在を目撃するようになりました。彼らは単純に待ち伏せするのでなく、チームで組織的に情報を収集してアイドルの最寄り駅やロケ先に現れる。追いかけるためなら信号無視やマンションへの不法侵入などもやりたい放題。特に坂道系グループのファンにそうした過激な追っかけが多いですね」

ソニーミュージック

つきまとい行為は女性アイドル目当ての男性が主流と思いきや、男性アイドル狙いの女性ファンもその過激さでは負けていない。人気男性アイドルを多数擁する某事務所も、つきまとい行為を繰り返す女性ファンにほとほと困り果てている。

「男性アイドルグループの迷惑ファンは、レッスンが終わって帰路につくところを待ち伏せして、目当てのアイドルが来たらつきまといながら延々と話しかけるんです。そのしつこさにUターンして事務所に逃げ戻るメンバーも少なくありません」(同グループの女性ファン)

目当てのアイドルに歯を折ってもらってむしろ歓喜…?

さらに、2年間、一日も欠かすことなくとある男性グループのメンバーの自宅前に張り込み、部屋の電気が消えるまで帰らないサイコなファンも。

「そのファンは40代の女性で、ファンというよりもそのメンバーの母親気取りでした。メンバーの女性関係も当然のようにすべて知っていて、若い女のコと夜遊びしても微笑みながら見守っていました。
下半身事情を含め、そこいらの芸能記者よりずっと詳しく、ある女性週刊誌ともつながっている。メンバーにすれば、迷惑を通り越して不気味な存在でしょうね」(前同)

不気味なファンのエピソードはそれだけではない。

「某男性アイドルが女性ファンのしつこいつきまとい行為に腹を立て、揉み合いの挙句、相手の歯を折ってしまう出来事がありました。下手をしたらタレント生命に影響しかねない暴力スキャンダルです。
ところが、相手の女性ファンは一向に警察にもマスコミにも訴える気配がない。それどころか彼女はそのアイドルに危害を加えられたことをむしろ喜び、まるで特別な関係になったかのように周辺に自慢するようになったんです」(前同)

そのファンからすれば、折れた歯もアイドルとの大事な思い出のひとつになったのだろうか。

今回の騒動でまともな乃木坂ファンは迷惑オタクに怒り心頭

他にも目当てのアイドルのスケジュールを知るために、マネージャーやスタッフと一夜をともにする強者もいるのだとか。

若者に人気のK-POP業界に目を向けると、某韓流アイドルが飛行機の自席に座ると、機内に見知った迷惑ファンがいたなんてことも少なくないそうだ。40代のとある韓流アイドルファンによると、「海外アーティストのスケジュールのほうが入手は楽だ」と豪語する

また、過去には大阪を拠点に活動していた女性シンガーが迷惑ファンにめった刺しにされるという傷害事件があった。

ストーカー行為の量刑は懲役1年以下、罰金100万円と決して軽くない。節度を持ってアイドルを応援するのが正しいファン道だということを、彼らには今一度、肝に銘じてもらいたい。

取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班

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