ガーシー氏は昨年7月の当選後、夏、秋の臨時国会を欠席し、今年1月からの通常国会にも来ていない。ドバイに滞在中のガーシー氏は、懲罰委員会の鈴木宗男委員長を引き合いに「オレをやめさせられるのはムネオハウスやなく、オレに票を入れてくれた有権者だけや!」と主張しているが、擁護する国会議員はほぼ皆無の状況だ。
ガーシー氏への処分を決める21日の参院懲罰委員会を前に、自民・立憲両党の参院幹部は20日、国会内で会談し、処分を「議場での陳謝」とすることで大筋合意した。だが、ガーシー氏が国会に来ないままだと、陳謝もできない。そうなると、再び懲罰委員会が開かれ、除名処分が決まりそうな情勢だ。