1月19日におこった東京・狛江市の強盗殺人事件の実行犯の男2人が、2月22日に逮捕された。この事件は連日世間を賑やかしている特殊詐欺グループによる全国的な連続強盗事件の一環とされている。
強盗に使用されたレンタカーに残された携帯電話には指示役とのやり取りが見つかっており、この逮捕を機に、フィリピンから強制送還された指示役とみられる渡邉優樹容疑者らにさらなる捜査の手が伸びることが予想される。
彼らが強制送還されたのは2月上旬。現地取材から見えてきたのは、南国の地で一味が味わっていた酒池肉林の日々だ。
社会部記者が解説する。
「フィリピンにあるビクタン収容施設から藤田聖也(38)と今村麿人(38)が強制送還処分となったのは2月7日のことでした。その2日後にはグループの首領格である渡邉優樹、小島智信(45)もニノイ・アキノ国際空港から日本へと向けて飛び立つJAL便の機内へと押し込まれたのです」