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映画を見たら即予約! 生田斗真主演映画『湯道』の世界を体感できる、星野リゾート「界」のコラボ宿泊プランが最高すぎた

集英社オンライン / 2023年2月26日 14時1分

星野リゾートの温泉旅館ブランド「界」に、映画『湯道』の世界観を追体験できる宿泊プランが登場。界 鬼怒川にて体験した、その全貌をレポートする。

温泉ラバー必見! 最高のエンタメ映画『湯道』

隙あらば風呂に浸かりたい。

メールの返信も原稿の締め切りも何もかも忘れて、温かいお湯にざぶんと浸かりたい……。

サウナブームに目もくれず、毎日の入浴に癒されまくっている筆者が、ここ最近で一番心を動かされた映画が『湯道』。それもそのはず、どこをどう切り取ってもお風呂しか出てこない、最高のエンタメ映画なのだから!

『湯道』公開中
©️2023映画「湯道」製作委員会

お風呂に入って裸の付き合いをすることで、兄弟の確執も夫婦の喧嘩もさっぱりと水に流し、世代や文化の壁を軽々と乗り越えられる……。お風呂にまつわる温かな人間模様が描かれる『湯道』を見終わった後は、まるで入浴した後のように、心がポカポカと温まるようだった。



そんなお風呂ラバー必見の映画『湯道』と、全国22カ所に展開する星野リゾートの温泉旅館ブランド「界」がコラボレーション。現在、映画の世界を追体験できる宿泊プランを展開中だという。これはかなり気になる!
早速、栃木県の鬼怒川温泉にある界 鬼怒川にて、宿泊プランを体験することにした。

ロビーに到着するまでにもワクワクする仕掛けが

首都圏より約2時間、鬼怒川温泉駅より車で5分の、鬼怒川渓流に面した小高い丘の上に佇む界 鬼怒川。ところが案内表示に従って車を走らせると、川のせせらぎがすぐ聞こえるほどの、渓谷の底まで降りていく。そこに見えてきたのは、なんともモダンなエントランス。

「あれ、丘の上にあるんじゃないの?」という疑問を抱きつつくぐると、フロント……ではなく、なぜかスロープカー乗り場が!

そう、ここ界 鬼怒川はガラス張りのスロープカーで3分ほど登った先に宿泊棟があり、森の中を進んでいくうちに、いよいよ「非日常の温泉を楽しみに行けるぞ」……というワクワク感を高めさせてくれる。もう、初っ端から心を掴まれてしまった。

ケーブルカーを降りると、栃木名産の大谷石が敷き詰められたエントランスホールと益子焼の水琴窟、木々が生い茂る中庭が目の前に。

先ほど通ってきた森の木漏れ日が差し込むロビーラウンジには、人間国宝・濱田庄司らによる益子焼の作品も出迎えてくれる。

圧巻なのが、栃木名産の益子焼をはじめ、美濃焼、波佐見焼、九谷焼、有田焼、清水焼、唐津焼など、日本各地の焼物の産地から約200個を集めた「豆皿ギャラリー」。販売はしていないものの、バラエティ豊かな色とデザインとの職人技を、手にとって楽しむことができる。

星野リゾート「界」ブランドの特徴は、全客室が、その土地の名産品で彩られた「ご当地部屋」であること。界 鬼怒川の「とちぎ民藝の間」には、栃木の伝統工芸品「益子焼」「黒羽藍染」「大谷石」「鹿沼組子」がいたるところに使われている。

「とちぎ民藝の間」。ベッドボードには、釘や金具を一切使わずに作る鹿沼組子が

壁に飾られていたのは益子焼のオブジェ。壺や置物など、部屋によってアイテムはさまざま

30代の藍染職人・小沼雄大さんが手がける「黒羽藍染紺屋」の作品(界オリジナル)が、べッドライナーやクッションカバー、障子などに使われている

開放感あるテラスの床は大谷石

全48室中、20室には森を望む露天風呂が備えられている

お茶菓子は地元の銘菓、「日光甚五郎煎餅(伝統塩バター味)」と、ごま餡を求肥で包んだ「日光の雅」

界のアメニティで人気の風呂敷。それぞれの施設で色が違うのも楽しい。鬼怒川は鮮やかなピンク

トイレットペーパーのカバーにも黒羽藍染が。徹底したこだわりに驚く

繰り返し入浴しても湯あたりしにくい低刺激の温泉

映画『湯道』を追体験できる宿泊プランでは、追体験ガイド、水呑み、赤手拭がセットになった湯道具を持ち帰ることができる

そして、いよいよ今回の旅のメインであるお風呂へ。
映画『湯道』のコラボ宿泊プランでのみいただくことができる、入浴の際の作法が記されたガイドブックに目を通し、漆の水飲みで水分補給をしてから、赤手拭を手にいざ、大浴場へ。

大浴場へ続く回廊には、益子焼と黒羽藍染で造られたオリジナルの行燈がずらりと並ぶ

黒羽藍染の暖簾をくぐると、開放感あるお風呂がお出迎え。大きなガラス張りの内湯と、その奥の露天風呂からも、手入れの行き届いた庭を望むことができる。

一面ガラス張りの広々とした内湯

庭の手前と奥には桜が植えられているため、春には花見湯も楽しめるそう。

キンと冷えた外気の中で入ると最高に気持ちいい露天風呂

泉質はアルカリ性の単純泉。身体への負担が少ないため、繰り返し入浴しても湯あたりしにくいのが特徴だとか。低刺激なのをいいことに、上がっては入り、上がっては入りの繰り返しでついつい長湯してしまった。

無色透明でサラサラとしたお湯は肌当たりが優しく、湯上がりの肌はツルツルに

鹿沼組子で造られた浴室のライト。日光東照宮の修営のため、全国から腕のある宮大工が栃木県の鹿沼に移り住んだことで、その卓越した技術が根付いたという

大浴場を出てすぐの湯上がり処には、映画『湯道』とコラボしたコーヒー牛乳と、「湯道」の家元が映画で説く「湯道温心」の掛け軸が。

黒羽藍染のうちわががインテリアのアクセントになっている湯上り処には、栃木県産のりんごを使用したリンゴジュースや、黒豆茶、アイスキャンデーなどの無料サービスも。ほてった身体にうれしい心遣い。

界 鬼怒川ならではのアクティビティも満載

たっぷり温泉を楽しんだ後は、お楽しみのディナータイム。鹿沼組子を使った宝楽盛りや、伊勢海老と牛ロース、巻湯葉やかんぴょうなど、栃木の名産を使用した山海龍神鍋、鰤の幽庵焼きと柚子のアクセントが絶妙な土鍋ご飯など、目にも美しい特別会席を堪能した。

益子焼ナイト

伝統工芸や芸能に親しめる「ご当地楽」も、「界」の特徴のひとつ。益子焼の特徴を解説してくれる「益子焼ナイト」では、豆皿ギャラリーに並ぶほかの産地の焼き物との違いなどを楽しく学ぶことができた。
ほかにも、黒羽藍染を使用した「藍染はがき作り体験」など、アクティビティもかなり充実。

藍染はがき作り体験

入浴前、入浴中におすすめの体操や、呼吸法などを教えてくれる「温泉いろは」

温泉の泉質や自然環境などの知識を持つスタッフが「界の湯守」となり、効果的で楽しい入浴方法を伝授してくれる「温泉いろは」では、映画『湯道』に登場する入浴の作法もあわせて教えてくれる、特別バージョンを実施中だ。

中庭の木々も雪化粧

充実の1泊2日を締めくくるべく、最後にもう一度温泉に浸かろうと2日目の早朝に部屋を出ると、なんと一面の銀世界。雪が降る予報もなかったのに!
雪がチラチラと舞うマイナス3度の気温の中で入る露天風呂は、お湯が優しく抱きしめてくれるような最高の幸福感♡

お風呂で偶然居合わせた人と雪のサプライズを喜び合うなど、温泉湯でしか味わえない交流も楽しむことができた。

朝食は、中庭の雪景色を見ながら優雅に

納豆や湯葉巻、黒むつの西京焼きなど、朝食も美味

2日目のまさかの雪見風呂も含め、決して大袈裟ではなく「永遠に浸かっていたい!」と思えるほど幸せすぎた今回の旅。

鬼怒川温泉は、かつて日光東照宮に参拝した諸大名や僧侶のみが入ることを許された歴史ある名湯。そこにゆっくりと浸かることができた喜びと、入浴という文化を持つ日本に生まれた喜びを、しみじみと噛みしめることができた。

映画で描かれる「湯道」の精神のひとつ、「感謝の念を抱く」を、クリアできたかも!?

スタッフのみなさんの細やかな心遣いと笑顔にも癒された

まずはぜひ、映画『湯道』を見るために劇場へ。
お風呂にまつわる温かな人間ドラマを楽しんだら、きっと、全国の星野リゾート「界」で開催中のコラボ宿泊プランを体験してみたくなるはずだ。


取材・文/松山梢

映画『湯道』追体験プラン
宿泊期間:2023 年 2 月 23 日~3 月 31 日 *延長する可能性があります。
対象施設:界 21 施設 *組数限定
料金:32,000 円~(2 名 1 室利用時 1 名あたり、サービス料・税込)
含まれるもの:夕食、朝食、湯道具(ガイドブック、水吞み、手ぬぐい)、専用湯桶貸し出し
予約方法:2023 年 1 月 18 日公開の専用サイトから Web 予約
専用サイト:https://www.hoshinoresorts.com/sp/kaiyudo/
予約開始日:2023年1月18日

映画『湯道』(2023) 上映時間:2時間6分/日本

亡き父が遺した実家の銭湯「まるきん温泉」に突然戻ってきた三浦史朗(生田斗真)。帰省の目的は、店を切り盛りする悟朗(濱田岳)に、古びた銭湯を畳んでマンションに建て替えることを伝えるためだった。一方、「お風呂について深く顧みる」という「湯道」の世界に魅せられた定年間近の郵便局員・横山(小日向文世)は、湯道会館で家元から入浴の所作を学び、定年後は退職金で「家のお風呂を檜風呂にする」という夢を抱いていた。
そんなる日、ボイラー室でボヤ騒ぎが起き、巻き込まれた悟朗が入院することに。銭湯で働いている看板娘いづみ(橋本環奈)の助言もあり、史朗は仕方なく「まるきん温泉」の店主として数日間を過ごすことになる。

公開中
配給:東宝
公式サイト:https://yudo-movie.jp/story.html
©️2023映画「湯道」製作委員会

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