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クレカ、電子マネー、サブスク、ATM手数料…チリツモ出費を見直せば、ひとり暮らしの「お金」がしんどくならない

集英社オンライン / 2023年3月18日 10時1分

ひとり暮らしでは、お金の管理が重要なポイントに。「予想外の出費をしてしまった」「知らずにリボ払いにしてしまった」ということがないように、お金の管理方法について、華井由利奈氏の『一生役に立つ しんどくならない「ひとり暮らし」ハンドブック』(光文社)より一部抜粋・再構成してお届けする。

お金の習慣を定期的に見直そう

●「チリツモ出費」の習慣化はN G !

世の中には、「高収入なのに、なぜかお金が貯まらない人」がいます。その一方で、「収入は少ないのに、しっかり貯めている人」もいます。なぜこのような違いが生まれるのでしょうか?
たとえば、高額な買いものをするときには「今回は奮発するぞ!」と気合いを入れますよね。でも、毎日のコンビニ通いや自販機でジュースを買うときには、「数百円ならいいか」と意識が低くなりがちです。このような「チリツモ出費(チリも積もれば山となる出費)」を1ヶ月続けると、5000円~数万円の出費になります。


お金を貯められる人は、この「チリツモ出費」を見逃しません。コンビニや自販機でジュースを買う代わりにお金を貯め、1年間で6万~数十万円の貯金額を捻出しています。
まとまった貯金があれば、安心感を得られるだけでなく、積み立て投資などでさらにお金を増やすこともできます。ストレスにならない範囲でお金の習慣を見直し、少しずつお金を貯めていきましょう。

―すぐに見直し& 節約できるのはー
●スマホ代
docomo、au、SoftBankなどの「大手キャリア」から「格安SIM」に乗り換えると、月額5000円近く安くなることもある。「格安SIM 比較」などで検索して自分に合うプランを調べよう

●食費
買いものする日を週2~3回に決め、「毎日なんとなく買ってしまう」習慣をやめる。また、買いものに行く前に必要なものをリストにしておくと、衝動買いを防げる

●サブスク代
利用頻度を考えたうえで、不必要なプランに入っていないか確かめよう

●電気代
安い会社を選んで契約することができる。ガス料金とセットで割引になるプランなども。「電気代 比較」などで検索して、自分のライフスタイルに合ったプランを選ぼう

●外食費
疲れているときや自炊が苦痛なときの外食代は必要経費だが、自炊を楽しめるときは外食の頻度を減らす

●娯楽費
娯楽は生きるうえでとても大事なもの。でも、生活が苦しくなるほど使うのはやりすぎ。月額の上限、年額の上限など、自分の上限を決めておこう

2大NG「リボ払い」と「キャッシング」

●急な出費でクレジットカードを頼らない

クレジットカードのリボ払いは支払いが長期に渡るため、手数料の総額が高くなりがちです。「リボ払いにするとポイント5倍」など、特典がつくケースもありますが、カード会社がわざわざポイントをつけてリボ払いを推奨するのは、手数料で儲けられるから。

リボ払いは、いわば高金利の借金。できるかぎり利用しないように心がけましょう。

キャッシングとは、コンビニなどのATM でクレジットカードを使って現金を引き出せるサービスです。似たようなサービスに、カードローンもあります。
どちらも便利なサービスですが、借金であることに変わりありません。支払いが遅れると信用情報に傷がつき、住宅ローンや車のローン、スマホの買い替えにも影響が及ぶ可能性があります。
急に現金が必要になった場合は、まず親や親族など、信頼できる人に相談しましょう。親や親族に頼れない事情があるときは、かならず返済額や返済期間のプランを立ててから借りましょう。

●金融庁の「借金シミュレーター」で確認してみよう
手数料(金利)を節約するためには、返済回数を減らすことが一番重要。ボーナスなどが入ったら一刻も早く残高を支払おう

クレカ&電子マネーとの付き合い方

●「お金を払っている感覚」を忘れないようにする

クレジットカードや電子マネーで支払いをする「キャッシュレス決済」を利用する人が、年々増えています。しかしキャッシュレス決済にすると、必要以上にお金を使ってしまうことが多いと言われています。
なぜなら、「財布からお金を取り出して使う」というアクションがないから。キャッシュレス決済はお金を払っている感覚を感じにくいため、現金で買うよりもお金の価値を低く見積もってしまう傾向にあるようです。

たとえば、「1万円札を取り出して支払う」というときにためらう人が、「電子マネーで1万円分を決済する」となると、簡単にできてしまうという現象が起きています。
クレジットカードや電子マネーは、決済のたびにポイントがつくものが多いため、「ポイントを貯めるために買いものをする」という行為が習慣化してしまうおそれもあります。

ポイントを貯めることを目的にするのではなく、「必要なものだから買う」という観点で
買いものをするようにしましょう

―「事前に決めた金額しか利用できない」ようにするにはー
★クレジットカードの場合
❶クレカをやめて デビットカードにする
デビットカードは、カードを利用すると即時に口座からお金が引き落とされるので、口座にお金がなければ使えない。
毎月、決まった額を口座に入れておき、そこからカードの使用額を引き落とせるようにしておけば安心

❷クレカの利用限度額を 設定しておく
クレカの裏面にある電話番号に電話し、「利用限度額を○万円に引き下げたい」と相談すれば、手続きの方法を教えてもらえる(利用限度額を超えたらLINEやメールで教えてくれるサービスもある)

★電子マネーの場合
❸クレカではなく、デビットカードとひもづけておく
デビットカードにしておけば、口座の残高以上に引き落とされることはない。❶同様、毎月決まった額を口座に入れておけばよい

❹現金を自分でチャージする タイプを選ぶ
オートチャージ機能はオフ。お金を使っている感覚がなくなって、ついつい使いすぎてしまうことが多い。自分でチャージする「プリペイドタイプ」を使えば、使いすぎは防げる

→不正利用されたときの被害も最小限にできる

しんどくならないひとり暮らし#1
しんどくならないひとり暮らし#3 (3月19日10時公開予定)

2023/1/25

1,375円

192ページ

ISBN:

978-4334953539

ひとり暮らしは「できて当たり前」ではありません。
ひとり暮らしが “しんどくなる” 原因に注目し、心がラクになる暮らし方をまとめました。
「同じような失敗や後悔をしてほしくないから」と先輩たちから寄せられた
約1000件のアドバイスを凝縮。
住まい、食、身だしなみ、お金、防犯、人間関係、メンタルケアなど、
これからひとりで生きていくあなたに
「どうしても」伝えておきたい50の心得を掲載しています。

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