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〈マスク着用・若者はどうする?〉渋谷の若者100人に聞いた! 「着け続ける」は28%、様子見派が多数も「ソッコーで外す~」との声も…

集英社オンライン / 2023年3月13日 10時1分

コロナ禍となって約3年。すっかり日本人の生活に浸透してしまった“マスク“。しかし、3月13日にその着用が「個人の判断に委ねられる」ことに。これを受けて「マスク着脱論争」が勃発? 渋谷の若者たちにマスクに対する意識調査をおこなった集英社オンラインの記事を再公開する。(初出:2023年2月16日)

「場合による」が圧倒的多数!

政府がマスク着用について、3月13日から個人の判断に委ねる緩和の方針を打ち出したのは2月10日のこと。同日、岸田文雄首相は視察に訪れた小学校で「ぜひ卒業式においては、お互いの笑顔を見ながら参加してほしい」と、マスクなしでの卒業式を推奨するコメントを発した。

※写真はイメージです


“個人の判断に委ねられた”国民たちは3月13日以降、マスクを着けるのか、着けないのか。集英社オンライン編集部は若者の街、渋谷で100人に対してアンケートをおこない、その実態を調査。その結果はというと……

着用する 28人
着用しない 7人
場合による 64人


「着用する」と回答した人は「着用しない人」の4倍。やはりまだまだマスクなしでは不安ということだろう。
今までどおりマスク着用すると答えた人たちの意見は以下のとおり。

「営業の仕事をしているのと、一緒に暮らす家族のことを考えると、リスクは負えない。しばらくはマスクを着け続けるつもり」(28歳男性・会社員)
「お客様と対面する機会が多く感染リスクが高い。ひとり暮らしなのでコロナになったら頼れる人がいない」(30歳男性・不動産業)
「飲食店で働いているのでマスクなしの生活は難しい。しかもうちの店は人手不足。自分がコロナになったらお店がまわらなくなってしまう」(27歳男性・飲食業)

また、マスク着用のメリットは感染予防だけではないようだ。

「マスクで口元が隠れてメイクが楽チンだし、顔もかわいく見えるんで、このままマスクをつけていたい」(17歳女性・高校生)
「感染予防というよりかは、花粉症がひどいので花粉が飛ばなくなるゴールデンウィーク明けまではマスクするつもり」(26歳男性・会社員)

アンケートに答えてくれた渋谷のZ世代女性

一方で、少数ながらマスク生活とサヨナラするという7%の人の意見は……。

「女子高生としての思い出がマスクだらけなんて悲しい!」

「今は上京してひとり暮らし。生活費をなるべく抑えたいのに日々のマスク代が痛くて……。規制が緩和されれば不要な出費も減るかなと」(19歳男性・大学生)
「3年間もコロナ生活を我慢してきたし、女子高生をやっていられるのもあと1年だけ。マスクを外して素顔で思いきり騒ぎたいな」(17歳女性・高校生)
「マスクをしていると肌荒れが気になって……。マスクの緩和方針は大歓迎です」(17歳男性・高校生)
「女子高生の日常は写真や動画とは切っても切り離せないの。せっかく思い出作りをしているのに、スマホの写真や動画がマスクだらけなんて悲しすぎない? だから、マスクはソッコーで外す~!」(16歳女性・高校生)

※写真はイメージです

高校生らしい元気なものから苦学生の哀愁漂うものまでさまざまな意見が得られたが、「着用する」「着用しない」という二元的回答より圧倒的な票を集めたのが「場合による」。

政府の発表した指針でも、新幹線や高速バス内でのマスクを外すことが容認される一方、通勤ラッシュや混雑した電車やバス内、医療機関や老人ホームなどでは、これまで通りマスク着用が推奨される見込み。

上記以外でマスク着脱に関して基準やガイドラインが示されているわけではなく、スーパーや映画館などマスク組と非マスク組が混在する場面も出てくるだろう。そうなると、心配されるのがマスク着脱をめぐるトラブル。
マスクは外したいけど、トラブルに巻き込まれたくないため「場合による」と回答した人もいるだろう。また、3年にも及ぶマスク生活、にわかにすべてのシチュエーションでノーマスクに踏み切れない心理もあるはずだ。

では、「場合による」と答えた64人に、「どんなシチュエーションならマスクを外すか?」と聞いてみると……。

同調圧力からノーマスクに踏み切れない?

結果は以下のとおり。

職場や学校 8人
近場での買い物 64人
イベント・ライブ・映画館 31人
旅行や遠出の買い物 32人
通勤・通学路 0人
※複数回答可

「近場での買い物」が満票の64票だったのに対し、「通勤・通学路」はなんと0票だった。

※写真はイメージです

コメントを見ても、

「学校や通学電車内、イベントはどうしても人が多いのでマスクは必要だけど、人の少ない場所や自宅周辺の散歩くらいはマスクなしで歩きたい」(20歳女性・大学生)
「うちの会社は強制出社だから、他の社員のことを考えると出勤時にマスクは外せない。ただ、近場のコンビニに行く時くらいは外してもかまわないのでは? 自宅の庭みたいなものじゃないですか」(24歳男性・会社員)

と、“人の少ないところ”や“自宅に近いところ”ではマスクなし生活を望む声が聞かれた。そう考えると、「通勤・通学」がマスク必須と考える人が多いこともうなずける。

また、同調圧力からノーマスクに躊躇する人も少なくない。

「マスクなし生活を送りたいのが本音。でも、学校や交通機関など、公共性とか協調性が求められるところではどうしても周りの視線が気になってしまう。先頭を切ってマスクを外す勇気はありません」(21歳女性・大学生)
「もうすぐ新社会人なので、マスクを外すかどうかは職場の雰囲気を見て決めたい。率先してマスクを外して、上司や同僚から目をつけられるのは嫌ですから」(22歳男性・大学生)
「仕事が関わってくると、同僚や取引先に何を言われるかわからないからノーマスクは怖い。会社関係者と顔を合わすことのないプライベートの時だけ外します」(24歳女性・会社員)

バンドマンの男性も脱マスクには慎重な姿勢

さまざまな事情から、もはや切っても切れない関係となってしまったともいえる「日本人」と「マスク」。政府から緩和の方針を打ち出されてどうなっていくのか。しばらくは混乱と困惑が続きそうだ。

取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班

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