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ホリエモンが手がける新格安SIM「HORIE MOBILE」が申込受付開始! 具体的なプラン内容や料金感は? ユーザー限定のオリジナルコンテンツも多数用意

集英社オンライン / 2023年3月16日 8時1分

ホリエモンこと堀江貴文氏の名前を冠した通信プラン 「HORIE MOBILE(ホリエモバイル)」が3月9日に発表された。同月16日から申し込み、およびサービス提供がスタートする。同プランは、コンセプトやネーミングからも従来の通信事業者とは明らかに一風変わった印象を受けるが、一般的な通信プランと比べて、具体的に何が異なるのだろうか。

そもそも「MVNO」って一体何?

モバイル通信事業者の話は小難しいため、まずは基本をおさらいしておきます。

まず、自社で無線基地局を備えて通信網を整えており、総務省から周波数帯を割り当てられている通信事業社のことを「MNO(移動体通信事業者)」と呼びます。現状、MNOに該当するのは、NTTドコモ、KDDI、ソフトバンク、楽天の4社。ユーザーの視点から考えれば「大手通信キャリア」とほぼ同義な言葉です。



そして、その他の通信事業者は、自社で無線基地局を持たず、先述のMNOが提供する通信設備の一部を借りることで、通信プランを提供しています。こうした事業者を「MVNO(仮想移動体通信事業者)」と呼びます。MVNOが提供する安価なサービスは、「格安SIM」や「格安スマホ」のように表現されます。

今回発表された「HORIE MOBILE」は、堀江氏とMVNOであるエックスモバイル社の提携によって提供される通信サービスです。

なお、サービスローチン会見の冒頭では、堀江氏が「MVNO」という言葉のわかりづらさやネガティブなイメージを払拭する意図で、「未来に加速するLCCモバイル」という表現でのブランディングを強調していました。

HORIE MOBILEとしては、「LCCモバイル」としてのブランディングを強調している(画像引用元:https://www.youtube.com/live/WZ0eFyaZqeM

ユニークな付加価値で攻めるエックスモバイル

エックスモバイル社は、2013年10月に設立し、翌2014年10月から通信サービスの「X-Mobile」を提供してきたMVNOです。

「格安スマホ」という言葉が流行ったのがちょうど2014年頃ですので、格安スマホバブルと言われた時期から生き残ってきたブランドのひとつです。全国に多くの店舗(代理店等を含む)を構えているなど、取扱店の多さが特徴と言えるでしょう。

昨今のエックスモバイル社は、有名人とコラボした通信サービスのパッケージプランを手掛けており、2023年2月にはメンタリスト・DaiGo氏とコラボした「DXmobile」をリリースしました。

こちらのプランは、DaiGo氏の動画配信サービス「D-Lab」がバンドルされるほか、通信料の一部や、ユーザーに使用されなかったギガを原資に、保護ネコ活動の支援がされるというもの。大手キャリアでも動画サービスとバンドルされたプランが提供されていますが、DXmobileもMVNOとしての付加価値を模索した興味深いサービスです。

HORIE MOBILEのプランも、こうしたバンドルサービスが主な付加価値と言えそうです。

メンタリスト・DaiGo氏とコラボしたエックスモバイルの「DXmobile」(https://xmobile.ne.jp/dxmobile/

「HORIE MOBILE」のプランの特徴は?

HORIE MOBILEは、月額料金3,030円(税込、以下同)で、月20GBの通信量と5分間の通話かけ放題の音声オプションを備えています。

通信回線にはNTTドコモ網を採用。有料オプションとしては、+1650円での時間制限のない通話かけ放題、+550円での端末補償が用意されています。全国170箇所あるエックスモバイル店舗での乗り換え手続きや、端末修理サービスなど各種サポートが受けられることもポイントです。

ユーザー限定コンテンツとして「デイリーホリエニュース」が用意される

これに加えて契約者は、堀江氏が有料で展開しているニュース解説や音声配信などのコンテンツを、無料で視聴できます。ローンチ会見のスライドでは具体的に、音声コンテンツ配信サービス「Voicy」のホリエモンチャンネルプレミアムリスナー、「ZATSUDAN」の堀江氏配信分、堀江氏が展開するパン屋「小麦の奴隷」のカレーパン月1回無料進呈、「デイリーホリエニュース」が、利用特典として表示されていました。

また、プレスリリースの表記によれば、今後展開される「HORIEプロジェクトの参加権」なども特典として用意されるとのことです。

「デイリーホリエニュース」以外にも、「Voicy」や「ZATSUDAN」をはじめとした有料コンテンツから情報を配信予定(画像引用元:https://www.youtube.com/live/WZ0eFyaZqeM

今後の予定としては、毎月の通信容量を50GBに増量するオプションや、auの提供するWi-Fi回線を利用して「HORIE Wi-Fi」として海外利用時のデータ通信環境も整えていく予定だといいます。

さらに、よくあるポイント還元やポイント運用の代わりとして、「Web3.0」のような文脈で語られる「トークン」が準備中であることもユニークな部分。会見では、堀江氏が「使えば使うほどトークンが貯まり、もしかしたら増えるかもしれない」とその概要を解説する一幕も。こちらの詳細に関しては、3月16日に行われる生配信で発表される予定です。

今後は通信容量を50GBにするオプションや「HORIE Wi-Fi」なども用意される予定(画像引用元:https://www.youtube.com/live/WZ0eFyaZqeM

独自コンテンツや対面サポートを考慮すると…

最後に、通信プランとしての相場感をチェックしておきましょう。競合の格安SIMで、月20GBの通信プランの音声通信プランを契約した場合には、どのくらいの料金がかかるのでしょうか。

たとえば、インターネットイニシアティブ(IIJ)社が提供する「IIJmio(アイアイジェイミオ)」の「20ギガプラン」は月額2000円。オプテージ社が提供する「mineo(マイネオ)」の「デュアルタイプ、20GB」は月額2178円です。単純に月額料金を比較すると、HORIE MOBILEよりも1000円ほど安価なのがわかります。

IIJmioの「20ギガプラン」は月額2000円(税込)だが、通話オプションは別途で加入する必要がある(https://www.iijmio.jp/hdc/spec/

ただし、これらの通信プランには“5分間の通話定額オプション”は標準で付いていません。もし500~550円で音声オプションなどを付けることを考えると、HORIE MOBILEとの差額は500円程度。つまり、堀江氏によるコンテンツ配信などを楽しめることを考えれば、十分に納得感のある価格に設定されているのです。

新生活がスタートする春は、携帯料金を見直す絶好のタイミング。従来のMVNOプランと併せて、比較検討してみてはいかがでしょうか。


文・写真/井上晃

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