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泣きたい日には、スクリーンのトム・ハンクスを。感涙必至のハンクス映画BEST5

集英社オンライン / 2023年3月26日 14時1分

絶賛公開中の映画『オットーという男』は、トム・ハンクス史上もっとも泣けると話題。ほぼハズレがないトム・ハンクス出演作の中でも特に “泣ける”名作を、感動ポイントともに紹介する。

『めぐり逢えたら』(1993)Sleepless in Seattle
上映時間:1時間45分/アメリカ

Everett Collection/アフロ

泣けるトム・ハンクス映画の中でも、冒頭から泣かせてくれるのが本作。メグ・ライアンとの共演が話題となったラブストーリーだ。

トム・ハンクスが演じるのは、ラジオの相談番組で妻を失った悲しみを語るサム役。悲しみが癒えぬまま暮らす父親を心配した息子が、ラジオ番組に電話をし、「パパに新しい奥さんを」とリクエストするシーンから始まる。その健気さに、グッと心を掴まれてしまう。



そして、息子に代わって電話口に出たサムは、ラジオのパーソナリティに亡き妻の思い出を語り、「妻と僕は一緒になるべき運命だった」という語りから(開始から15分/以下同)涙腺がゆるむ。そして、在りし日の妻を思い「苦しいほどキミが恋しい」とつぶやく姿に、涙ポロポロ(29分)。

愛にあふれたひと言、ひと言に、映画の観客だけでなく、劇中の女性リスナーも大泣き。なかでもメグ・ライアンが演じる記者アニーは激しく心を揺さぶられ、彼に会いに行くことを決意する。

そして仕上げは、シカゴとシアトルに離れて住むサムとアニーが、すれ違いを重ねながらもついに運命の出会いを果たす、ニューヨークのエンパイア・ステート・ビル展望台のシーン(1時間33分)。そのドラマティックな展開に、涙を止めることはできない。

『キャスト・アウェイ』(2000)Cast Away
上映時間:2時間23分/アメリカ

Album/アフロ

飛行機事故で無人島に漂着したチャックの孤独で過酷なサバイバルを描いた人間ドラマ。雨水を貯め、火をおこす……原始人のように生活し、生きるだけで精一杯な日々に一度も泣かなかったチャック。

彼が初めて号泣するのが、ウィルソンと名付けて語りかけてきた親友=バレーボールが大波に流されてしまった瞬間(1時間44分)。

「ごめんな、ウィルソン〜」と手製の筏の上で放心状態。精根尽き果てて絶望する姿はなんとも痛々しい。こちらももらい泣き必至だが、ますます泣かされるのは生還した後。

過酷な4年間、チャックの唯一の“生きる希望”だったのは恋人ケリーの存在。ところが遭難中に自分は故人となり、親族によって葬式も済まされていたことを知る。当然、ケリーも新しい人生を歩んでいて……。

彼女との再会シーンは号泣必至(1時間56分)。しかも「さよなら」を言った後に、激しい雨に打たれる車内でのキスでダメ押し。2度泣きさせられる。

『フィラデルフィア』(1993)Philadelphia
上映時間:2時間5分/アメリカ

Photofest/アフロ

トム・ハンクスが初めてアカデミー主演男優賞に輝いたヒューマン・ドラマ。16kgも減量して挑んだ役は、一流法律事務所に勤務する弁護士ベケット。

ゲイやエイズへの理解が薄かった時代。ベケットが同性愛者であり、エイズに感染したことに気づいた上司たちは、仕事上のミスをでっち上げて解雇。が、差別を隠した不当解雇として訴えるベケットの強い信念は、死を目の前にしても揺るがない。

そんな毅然とした彼が胸に秘めた激情を吐露するのが、証言台に立つ前日の夜のシーン(1時間21分)。

大好きなオペラ『アンドレア・シェニエ』のアリアを聴きながら「私は、愛だ」という歌詞に陶酔の涙……。その姿にはデンゼル・ワシントン演じる担当弁護士も圧倒されるばかり。名優トム・ハンクスの大熱演に、文句なく感涙!

『フォレスト・ガンプ/一期一会』(1994)Forrest Gump
上映時間:2時間22分/アメリカ

AFLO

トム・ハンクスが、2度目のアカデミー主演男優賞を受賞したヒューマン・ファンタジー。知能指数は人よりちょっと劣るけど、足の速さと運動神経、そして誠実さは天下一品のフォレスト・ガンプの半生記だ。

いじめられっ子の彼を助けてくれたジェニーとの初恋と別れ、戦友の死、そして卓球選手としての成功などなど波乱万丈だけど、どんな困難も黙々とやり過ごし、自覚なしに成功を手にしていくガンプを見ているだけでほのぼの気分になれる。

しかし再会と別れを繰り返したジェニーとやっと幸せになれたと思ったら、またも襲いかかる試練(2時間6分)に涙が止まらない。

『シックス・センス』(1999)の名子役としても知られるハーレイ・ジョエル・オスメント扮する幼子の、「ママはいつも言っていた。死は人生の一部だって。そうじゃなきゃいいのに」という、いたいけな言葉にも涙腺崩壊。

『オットーという男』(2022)A Man Called Otto
上映時間:2時間6分/アメリカ

Everett Collection/アフロ

『めぐり逢えたら』や『フォレスト・ガンプ/一期一会』で、愛する人を失った悲しみをしみじみと演じて泣かせてくれた若き日のトム・ハンクス。60 代半ばにしてまたも最愛の妻を失った男の悲しみを演じた本作は、もっと悲痛だ。

演じるのは、子供もいなければ職も失って、さらには近所にも嫌われている意固地な老人オットー。老境に差し掛かり、残りの人生をたった独りで生きていく孤独は、若いときとは比べようもないほど深い。

妻との回想シーンが幸せであるほど、現実の孤独と絶望が色濃くて胸が締め付けられる。しかし、そこはトムの腕の見せ所。

根っからのポジティブでイイ人であるトムが演じれば、適度に涙をそそりながらユーモアもちりばめて、思いやりあふれるラストへと導いてくれる。その涙の清々しさは、格別だ。泣けるタイミングは、映画館でぜひ確かめて。

文/金子裕子

『オットーという男』(2022)A Man Called Otto 上映時間:2時間6分/アメリカ

オットー・アンダーソン(トム・ハンクス)は、曲がったことが大っ嫌い。ゴミの出し方、駐車の仕方、ルールを守らない人には説教三昧で、町内の人たちに煙たがられていた。最愛の妻に先立たれ、仕事もなくしたオットーは、自らの人生にピリオドを打つことを決意。ところが、向かいの家に引っ越してきた家族にタイミング悪く邪魔をされてしまう。それも、一度だけでなく二度も、三度も。とにかく陽気で人懐っこく、超お節介なメキシコ出身の奥さんマリソル(リアナ・トレビーニョ)は、オットーとはまるで真逆な性格。突然訪ねてきては手料理を押し付けてきたり、小さい娘たちの子守や苦手な運転をオットーに平気で頼んできたりする。この迷惑一家の出現により 、自ら人生を諦めようとしていたオットーの人生は変化していく……。

公開中
配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
公式サイト:https://www.otto-movie.jp

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