ロマンチックなラブストーリー映画『今夜、ロマンス劇場で』の脚本家であり、Netflixで世界に向けて配信された『桜のような僕の恋人』の原作者でもある宇山佳佑さん。小説家としても『この恋は世界でいちばん美しい雨』(集英社文庫)『恋に焦がれたブルー』(集英社)『ひまわりは恋の形』(小学館)とスマッシュヒットを放ってきました。
最新作の『いつか君が運命の人』は、宇山さんにとって初めての連作短編集。指にはめると運命の赤い糸が見える指輪が次々に人の手に渡り、愛の奇跡を起こしていきます。それぞれショートストーリーとしても、全体として一つの大きな物語としても読めるこの作品はどのように生まれたのでしょうか。宇山さんにお聞きしました。
聞き手・構成=タカザワケンジ/撮影=露木聡子