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今季は外野手としても奮闘中! 燕の未来を担う“二刀流” 内山壮真「いつか僕もキャッチャーでWBCに出場したい」

集英社オンライン / 2023年4月4日 16時1分

第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で世界一に輝き盛り上がる球界。その中で2023シーズンが開幕! WBC戦士もいいけれど、野球ファンならスター候補のチェックも欠かせない。今回は今シーズン注目のフレッシュな選手として、東京ヤクルトスワローズの内山壮真選手をピックアップ! 開幕3戦はいずれも外野手でフル出場、11打数4安打の打率.364と活躍した20歳のホープが開幕直前に集英社オンラインの取材に答えてくれた。

「試合に出られればポジションはどこでもいい」

――高卒2年目の昨季は74試合に出場して4本塁打、日本シリーズでは9回裏に劇的な同点ホームランを放つなどプロ野球ファンにその名を轟かせました。今年はオープン戦の12打点が12球団でトップ。首脳陣やファンからの期待を肌で感じているかと思います。



内山壮真(以下、同)
そうですね。ここまで体の状態はいい感じできているので、いいスタートをきりたいです。今季は1軍で出場し始めて2年目のシーズンなので、ちゃんと結果を残したい思いがすごくあります。まずはスタメンで70試合出場することが目標です。

開幕直前のナイター練習で汗を流す内山壮真選手

――内山選手の本職はキャッチャーですが、出場機会を広げるため、外野手にも挑戦することが話題になりました。目標のスタメン70試合というのは、捕手としてですか?

いえ、捕手でも外野手でも、どちらでもです。

――外野手挑戦の打診はどのように伝えられた?

キャンプに入って高津(臣吾)監督や嶋(基宏)コーチから「外野手もやるぞ」という感じで伝えられました。

――拒否権はなかったんですか?

僕自身も出場機会があったほうがいいので、前向きな気持ちで返事をしました。

――出られるならどこでもという気持ち?

試合に出られればどこでもいいです。今も2つのポジションをやっているからといって、特にしんどいということはないです。ただ、将来的にはキャッチャーでレギュラーを取りたい気持ちはあります。

――ヤクルトの正捕手には中村悠平捕手がいます。中村捕手のスゴさとは?

打撃でも結果を残してますし、配球やワンバン処理、スローイングといったキャッチャーの技術もスゴい。僕も中村さんくらいちゃんとプレイしないといけないと常に感じています。

「僕もいつかはWBCにキャッチャーで出てみたい」

――中村捕手はリーグ連覇に加えて、WBCの優勝捕手にもなりました。これを見て、中村捕手の背中が遠くなったと感じるのか、それとも負けてられないと思うのか。

う~ん、あまりどっちも思わないですね。ただ、スゴい人が僕の近くにいることは自分にとってすごくプラスだと思うので、それは良かったです。

――チーム内で意識する選手は?

あんまりいません。みんなライバルだと思うんで、誰にも負けないようにと思ってます。

――ヤクルトのロッカールームで選手たちがWBCを見て大盛り上がりしている動画を、田口麗斗投手がSNSに投稿していましたね。

僕も全試合見てました。やっぱり村上さんのサヨナラ打が一番うれしかったっすね。僕もいつかはキャッチャーとしてWBCに出場してみたいと感じました。

――去年、今年のキャンプでは内山選手が憧れているという古田敦也さんが臨時コーチとして指導にあたっていましたが、どんなことを教えてもらいましたか?

技術的なことや実戦的な話をいろいろ聞けたので、特にこれというものはないですが、プロの世界で長く生きるためには何が自分の武器なのかをしっかり考えること、という話はすごく心に残ってます。

――内山選手の武器とは?


体は小さい(171cm)けど、ホームランを打てるのが強みだと思ってるので、バッティングのほうは長打力をしっかりアピールしていきたい。まずは打つ方で貢献していきたいと思ってます。

――昨年5月24日、日本ハム戦でのプロ初ホームランも、日本シリーズ第2戦のホームランも、ビハインド展開でどうしても1本ほしいところでのホームランもありました。

勝負強さは大事にしていきたいなと昨シーズンをやってみて思いましたね。日本シリーズのホームランも一番いい場面で打てたかなと思います。今のところ人生で最高のホームランと言っていいかもしれません。

「目標はスタメン70試合、3割2ケタ本塁打」

――憧れの古田さんや中村捕手と同じ、背番号27をつけてみたいとは?

あんまりないですね。(内山選手の背番号の)33番は自分の中では気に入ってるので、今のままでがんばりたいです。

――星稜高校とヤクルトの1年先輩である奥川恭伸投手は現在故障中ですが……。

詳しいことは僕にはちょっとわからないです。すごく優しい先輩なので、復帰したら捕手として受けたい気持ちはあります。

――自身はどんな先輩になりたい?

ヤクルトの先輩にもいろいろ優しくしてもらっているので、僕も後輩の面倒を見られる先輩になりたいです。リーダーシップはそこまであるほうじゃありませんが。

――内山選手のお父さんは空手の全国優勝経験者で内山選手も小学校まで空手をやってました。中学から野球一本でやっていくことを決めた時、お父さんから何か言葉は?

いえ、特にありませんでした。野球もお父さんの影響で始めたんで、中学では野球をやりたいことを伝えたら「わかったよ」って感じで。ただ、バッティングの力強さは空手の腰の回転が生きてるのかなと思います。

――ストレスの発散方法やオフの過ごし方は?

体のリカバリーだけですかね。心と体をしっかりとリラックスさせることだけを考えて、今年1年やっていきたいです。

――今シーズンの目標を教えてください。

改めてになりますが、まずはスタメン70試合が目標。そのなかで打つ方では2ケタ本塁打と3割目指して頑張りたいです。

取材・文/武松佑季
撮影/榊智朗

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