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午前2時に起床し、超速着替え。ストレッチに発声練習。そして顔がパンパン(笑)? フジテレビ渡邊渚アナのめざましテレビルーティンとは

集英社オンライン / 2023年4月16日 11時1分

この4月に30周年を迎えたフジテレビの朝の情報番組『めざましテレビ』。入社以来担当を続ける渡邊アナが、知られざる朝のルーティンを明かしてくれた。

午前2時に起床。超高速着替え

4月になり、新生活や様々な節目を迎えた方も多いのではないでしょうか? 私が入社1年目から担当している『めざましテレビ』も、この春で30年目を迎えました。

私が生まれる前から放送している番組。幼い頃から朝は『めざましテレビ』のイマドキを見て、星座占いを確認してから学校へ行く、というのが毎朝のルーティンでした。



そんな『めざましテレビ』に今自分がいること、テレビで見ていた人が“先輩”という存在になった事実が、いまだに信じられません。

『めざましテレビ』の担当日(月・水・金)は、午前2時過ぎに起床します。なるべく横になっている時間を長くしたいので、全ての動作を最短で行くために前日の夜に持ち物は全て準備し、服を着る順番に並べてスタンバイ。

起床時間を迎えたら、ロケットスタート! カタツムリらしくない超高速で着替え、迎えの車に数分で乗り込みます。

ちなみに、私はめざまし時計をかけなくても定時に起きられるという秘めた特技をもっています。遅刻が怖くて、アラームをかけても、その時刻の2分前には目がパッと覚めるのです(笑)。

深夜2時から朝8時まであっという間

出社すると、会議室で身体のストレッチや発声練習を15分。我々にとって身体は楽器なので、入念に準備!と言いたいところですが、時間も迫っていますので、自分なりのウォーミングアップをします。私はラ行が苦手なので、そこを特に練習。

着替えやメイクなどを済ませ、4時ごろから打ち合わせや読み合わせをはじめ、4時55分から放送がスタートします。

放送前に全ての原稿が揃うわけではないので、オンエアをこなしつつ、原稿が届きしだい下読みをしたり、別のコーナーの打ち合わせをしたりの繰り返し。オンエア中は分単位でやらなきゃいけないことがあるので、とにかくバタバタしています。

原稿が直前に渡されることも多々あるので、ヒヤヒヤするのですが、そんな時いつも心の頼りになるのが三宅アナや軽部アナです。お二人が横にいるだけで安心感があって緊張が解けていくし、不安に思ったことを聞けば最短で正解を導き出してくれます。

アクセントや読み方が間違えていれば指摘してくれるのですが、「アナウンサーとはこういうものだ」など押し付けてきたり、頭ごなしに怒ったりということはなく、「こういうやり方もあるよ」と様々な選択肢をくれる存在です。

そんな先輩方にたくさん教わり、助けてもらいながら、日々放送しています。

8時に放送が終わると、やっと休憩タイム。起きてからここまではノンストップ、何も食べてないのでお腹もぺこぺこ。アナウンス室に戻って、めざましの若手メンバーで朝ごはんの時間です。

最近はコロナ対策の個食も解除され、みんなでテーブルを囲み、仕事のことからくだらないことまで色んな話をします。笑いながら食べる朝ごはんはとってもおいしくて、1日で最も笑うストレス発散の瞬間です。

スタッフの顔はマスクで見えなかったけど

1週間で一番楽しみにしているのが、毎週月曜7時台に放送している「うま撮」コーナーのロケです。今話題のグルメなどを紹介するコーナーで、ロケでは1日に何軒もお店を巡って食リポを撮影。

ハイカロリーなグルメが大好きな私にとって、1日にラーメン4杯や天丼4杯を食べられるなんて、この上ない幸せで、この日だけはチートデー、ダイエットを忘れます!

でも、ただ食べることだけが楽しいのではありません。”ロケのメンバーが毎回同じで、共有する時間が長い”ということが最も嬉しいのです。

というのも、『めざましテレビ』にはスタッフが200人以上いるため、毎日同じ人と会って仕事をするわけではありません。

ただこの「うま撮」コーナーはディレクターやADが固定で決まっていて、カメラマンもいつも同じ方。移動のロケ車で話す時間もたくさんあって、しっかり関係性を築くことができます。

“みんなでいい映像を撮るぞー! おいしさが伝わるように頑張るぞー!”と同じ目標を共有すると自然と距離も縮まって、信頼感と安心感が芽生えます。

コロナ禍で入社した私は、番組スタッフと食事をしに行ったことが一度もなく、大半の方のマスクの下の顔がわかりません。関係性が希薄にならざるを得ない状況だったこの3年で、唯一ホームのような温かさと信頼関係を築くことができたのが、この「うま撮」チームだったのかもしれません。

美味しいのと楽しいのとでついつい食べ過ぎて顔がパンパンになっている時もありますが、幸せな証拠だなと思っています。

皆様のおかげです

今月からは『めざましテレビ』30周年イヤー特別企画として、「FNSご当地うま撮GP」という日本各地からの生中継企画が始まりました。どんなご当地ニューフェースグルメが出てくるか楽しみにしています。

私は、毎日が文化祭のような日々を過ごしたい、と思いテレビ局に入りました。

文化祭は、普段関わることのない様々なバックグラウンドをもつ人間が集まり、叡智を集結させ、その日に向けてモノを作り、成功させるために高めていく。

そしてそれが終わると、メンバーは解散するけれど、その関係性は続いていきます。

ロケや取材、インタビューをしてVTRを作る過程や放送中は、あの学生時代の文化祭の高揚感に似たものを感じます。

一期一会の日々で、同じことをしている日は一度もない、毎日が刺激的で学ぶことに溢れています。自分がやりたいと思っていたことをできて、なおかつ楽しく働けている現状は本当にありがたい限りです。

ただ、働いていれば当然ですが、毎日がポジティブに過ごせるわけではありません。

時に心の均衡が保てなくなった時、そばで元気をくれる同僚や気持ちを切り替えさせてくれる友人、温かいコメントで前を向かせてくれる応援してくださる皆様に支えられています。

文/渡邊渚 写真/峠雄三 スタイリング/真壁いずみ ヘア&メイク/久保フユミ

洋服クレジット
Tシャツ/ヘインズブランズ ジャパン カスタマーセンター(チャンピオン)
メッシュニット/エンケル(エスロー)

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