レスポートサックは、1974年ニューヨークにてシフター夫妻によって誕生した、ライフスタイルブランド。来年には50周年を迎える。
日本には1987年に上陸。今や店舗は64店舗を数える。
ライフスタイルやファンション分野において、さまざまなブランドが日本に上陸、撤退を繰り返す中、現在まで支持を得ているブランドだ。
なぜこれほどまで長くブランドが定着したのだろうか? レスポートサックの誕生の歴史を訊いてみた。
「シフター夫妻がビーチで目にしたセーリングからヒントを得て、パラシュートやヨットやボートの帆に使われていた『リップストップナイロン』と呼ばれる素材でバッグを作ろうというのが始まりでした。
この軽く丈夫な素材を使い、デザイン性や機能性にもこだわり、プロダクトを作っていきました。
当時、世界で一番国際的なニューヨーカーの移動を快適にする目標が、ニューヨーカーのみならず、世界中に人々から注目されました。このブランドのDNAが受け継がれてきたことで、現在までブランドが定着している理由だと考えております」(中井さん)