国際金融マンに憧れた黒木亮さんは、1988年、30歳のときにロンドンに赴任します。金融街「シティ」で国際協調融資を手掛け、「レッツ・メイク・バンカブル!(銀行取引化しよう)」と唱えながら中東・アフリカ・欧州を奔走し、各地の自然や美食からエネルギーを得て、6年間で稼いだ収益は約14億円――。金融市場での激闘を綴った自伝ノンフィクション『メイク・バンカブル! イギリス国際金融浪漫』(本誌連載作品)の刊行にあたり、長年親交があるという神戸新聞経済部長の加藤正文さんとのZOOM対談をお届けします。本誌連載時にも紹介した、黒木さんの金融マン時代の貴重な写真とあわせてお楽しみください。
構成=砂田明子/写真提供=黒木 亮